ビットコイン|祝☆20万円突破!急上昇中の2017年ビットコイン相場の今後は?

仮想通貨

ビットコインの価格が急上昇しています。

2017年の年初は1ビットコイン11.5万円くらいだったのが、5月9日に20万円を突破してしまいました。(価格はビットコイン取引所:bitFlyer調べ)

ビットコイン価格の急上昇は投機的で一時的な動きなのでしょうか?

それともビットコインの真の実力発揮はこれからなのでしょうか?

ビットコイン相場の今後について調べてみたいと思います。


(日本最大のビットコイン取引所:bitFlyer)

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ビットコイン価格が20万円を突破!


(チャート:bitFlyerより)

上図は2017年5月10日の12時過ぎのビットコイン/円のチャートで、2017年1月から表示しています。

ビットコイン価格は20万円を突破し、21万円台を付けました!

現在の上昇要因

上のチャートを見ても分かるように、5月に入って急激にビットコイン価格が上昇しています。

直近のビットコインの上昇は、主に2つの理由があげられます。

理由1|ハードフォーク問題の解決に向けた動き

まず1点目の上昇理由ですが、ビットコインが抱えるハードフォーク問題解決の糸口が見えてきたことがあげられます。

ビットコインがこのまま利用者が増えていくと、間違いなくシステムキャパシティを超えてシステム障害が頻発すると見られています。

キャパオーバーになる前に、ビットコインをハードフォーク(=分裂)させてしまおうと考えている人たちがいます。

しかし、ハードフォークさせるとビットコインの価値が下がるとも言われており、多くの市場参加者の注目の的となっていました。

そんな最中、ハードフォークの対抗馬としてsegwitという技術が登場しました。

segwitであればハードフォークをすることなく、システムキャパシティの拡張が可能と見られています。

そして2017年4月にモナコインとライトコインsegwitの導入を決定したため、ビットコインでもsegwitの導入が現実味を帯びてきました。

理由2|ビットコインETF誕生への期待感

続いて2点目の上昇理由ですが、アメリカでビットコインの上場投資信託(ETF)の認可への期待感があげられます。

ビットコインETFの許認可は2014年からアメリカ証券取引委員会(SEC)に対して繰り返し申請されて、見送られてきた歴史があります。

2017年3月の申請も残念ながら見送られましたが、4月にも再申請が行われており、ビットコインETF誕生の期待が増しているというわけです。

ビットコインETFが売り出されれば、株式や投資信託の投資家たちがビットコインを簡単に購入できるようになるため、ビットコインへの資金流入(≒価格上昇)が期待できるわけです。

将来のビットコイン価格の上昇要因

史上最高値を更新し続けるビットコインの今後の相場はどのような動きが予想されるのでしょうか?

ビットコイン価格の将来に関わる情報を集めました。

まずは上昇要因から見ていきましょう。

資産退避先としてのビットコイン

日本人の仮想通貨に対するイメージは、価格変動が激しくてリスクが高いという意見が多いでしょう。

しかし国によってはビットコインへの異なる見方があるようです。

例えば政府の通貨規制により、安全資産としてビットコインの需要が拡大している国があります。

例えばインドでは、2016年11月に、高額紙幣を数間後に無効にするという突然の発表がありました。

またジンバブエやベネズエラなど自国通貨が暴落した国では、それまで貯めてきた貯金が紙くず同然になりました。

これら3国のように、発展途上国や新興国で自国の通貨への不信感が募った結果、ビットコインへの資金流入が観測されています。

フェアな国際通貨として仮想通貨がみなされ、資産退避先としてビットコインが利用され始めているのです。

仮想通貨ユーザーの増加


(引用:http://speeeeedy.net/2016/12/bitcoin_reach_1_million_yen)

ビットコインを含む仮想通貨のユーザー数は素晴らしい勢いで増加しています。

上図はビットコインの基礎技術であるBlockchainのウォレット数(口座数)の推移ですが、2015年11月時点のウォレット数は500万台だったのが、2016年12月のウォレット数は1,000万を突破しました。

仮想通貨の利用者が1年で倍増!したことになります。

Blockchain=仮想通貨の利用ユーザーが増え、仮想通貨業界の最大シェアを誇るビットコインユーザーも増えていると言うことができます。

ユーザーが増えれば買い需要が高まりますので、ビットコイン価格が上昇する一因となっています。

ビットコイン数に上限がある

ビットコインはプログラムで最大発行数が2100万ビットコインと決められています。

ユーザー数が増えているのに、売買する対象はいずれ増えることがなくなる。

需要と供給のバランスが崩れて需要側が大きくなり、ビットコイン価格が上昇することが予想されるわけです。


(日本最大のビットコイン取引所:bitFlyer)

将来のビットコイン価格の下落要因

一方でビットコインが下落する要因もあります。

ビットコインETFの否認、ハードフォーク問題の再燃

先ほどビットコイン価格の上昇要因にも書いたビットコインETFハードフォーク問題は、下落の要因にもなりえます。

これらが期待した方向に答えが出なかった場合、つまりビットコインETFが否認される、もしくはブロックチェーンのキャパシティ問題にハードフォークが選択される場合、ビットコインは大きく下落するでしょう。

ブロックチェーン技術の欠陥発見

ブロックチェーンは絶対に正確で、改ざんされることもない夢のような技術と考えられていますし、これまで大きな問題は起きていません。

しかし、悪質なハッカーが正確性や機密性の穴を発見してしまったら、ブロックチェーン技術に対する信用が失われてしまいます。

マウントゴックス社の事件の時も、結果的にはビットコイン取引所に欠陥があったのですが、当初はブロックチェーン技術の欠陥では?と疑われたために、ビットコイン価格は暴落しました。

ビットコインなどの仮想通貨は、通貨自体の価値を担保する後ろ盾がなく、ブロックチェーン技術あってこそ価値が成り立っています。

その土台が崩れると、価値は大きく棄損するでしょう。

中国の投資家の動き

世界で最もビットコインを取引をしているのは中国人と言われており、ビットコイン相場は中国の投資家の影響を大きく受けます。

中国の投資家がビットコイン投資を好む理由は、中国の富裕層を中心に海外不動産の購入やドル資産の保有といった資産防衛が行われていますが、その施策の一環でビットコインが注目されているようです。

最近は規制が厳しくなってきたこともあり、中国人が外国資産を購入できないケースが増えているようなので、規制のかからないビットコインへの購入に拍車がかかっているようです。

もし中国政府の規制がビットコインにも及ぶようなことがあれば、中国人のビットコイン投資の勢いが衰え、ビットコイン価格の下落要因になるわけです。

まとめ

急上昇中のビットコイン価格に関して、将来の価格変動要因について書きました。

今後は以下の動きに注視して、ビットコイン投資を続けていきたいと思います。

  • ハードフォーク問題
  • ビットコインETFの承認
  • ブロックチェーンユーザーの増加推移
  • ブロックチェーン技術の堅牢性
  • 中国人投資家

以上、本日はここまで。

それでは!

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