お金のデザイン社のTHEOは、人工知能(AI)を活用した資産運用のロボアドバイザーサービスです。
私はTHEOのサービスが開始されて間もなく2016年3月からTHEOで運用を開始しました。
THEOを始めて1年が経過し、無事に利益も出ています。
今回は2017年3月中旬~2017年4月中旬におけるTHEOの運用状況について報告します。
THEOの運用状況サマリー(2017年4月13日時点)
日本円換算
上図はTHEOのマイページへログインすると、トップ画面に表示される運用サマリーのグラフです。
THEOに対する投資の元本は100,000円に対して現在の評価額が109,485円、すなわち+9,485円となっています。(THEOの手数料控除後)
前回の投稿時と比較して約-3,500円ほど評価額が減ってしまいました。。。
2016年10月から起きたトランポノミクスによる世界的な株高も一服し、ここ数カ月は株価が下がり、円高が進んでいる状況にあります。
株価の下落と円高は、どちらもTHEOにとってはマイナス材料なので、今月の下落はいたしかたないかと思います。
つづいて、USD(米ドル)換算の現在評価額も見てみましょう。
米ドル換算
USD(米ドル)にすれば上図の通りプラス106.88ドル(+11.98%)となり、前回より約16ドル以上も評価益が出ています!
円換算では3%以上も評価を下げたのに、米ドル換算では約2%も評価を上げたことになります。
なぜこんなことが起きるか?というと、THEOはドル建てで海外ETFを購入するため、為替の影響を受けるためです。
つまり、先ほど見た円換算のマイナスは円高の影響を受けたものであり、THEOの海外ETFの運用自体は好調ということでしょう。
THEOに為替ヘッジ機能なんてものが付けば、為替の影響を軽微にした運用ができるようになり、もっとTHEOのファンが増えるかもしれませんね。
お金のデザイン社さん、ご検討よろしくお願いいたします!
THEOの資産運用の詳細
THEOの運用の詳細を確認していきましょう。
マイページ右上にあるハンバーガーメニュー:「三」ボタンを押すと全メニューが表示され、「ポートフォリオ」を押すと、運用の詳細情報を見ることができます。
資産運用方針
「ポートフォリオ」ボタンをクリックすると「収益率」・「保有銘柄」・「資産運用方針」のタブメニューが表示されます。
「資産運用方針」タブを押すと、上図の通り資産種類ごとの投資配分が表示されます。
このポートフォリオはわたしが作ったものではなく、質問に答えるとTHEOが自動的に算出してくれたもので、これをベースに海外ETFの売買までTHEOが自動的に行ってくれます。
グロースが51%とおおよそ半分を占めており、THEOからリスク嗜好の高い投資家と判断されてしまったようです。
保有銘柄
「保有銘柄」タブをクリックすると、保有している海外ETFが一覧で表示されます。
海外ETFは全てTHEOが自動的に売買してくれます。
現在私が保有する海外ETF銘柄を下表にまとめました。
グロース 低成長リスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
VPL | アジア太平洋地域の先進国の大型・中型株 | 13,739円+580円 |
VOT | 米国の中型の成長株 | 12,364円-131円 |
VOE | 米国の中型の割安株 | 11,158円+1,635円 |
VTV | 米国の大型の割安株 | 10,424円+1,332円 |
EWT | 台湾の大型株・中型株 | 3,620円+123円 |
EWG | ドイツの大型・中型株 | 3,106円+404円 |
インカム 低金利リスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
LQD | 米ドル建ての投資適格の社債 | 12,994円+355円 |
IEF | 残存期間7-10年の米国債 | 11,650円-261円 |
HYG | 米ドル建てのハイイールド社債 | 9,573円-351円 |
IHY | 米国を除く世界各国の企業のハイイールド社債 | 2,677円+138円 |
インフレヘッジ インフレリスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
IGF | インフラ関連株 | 4,657円-31円 |
DBC | コモディティの先物 | 3,411円+187円 |
IAU | 金(現物) | 2,683円+80円 |
DBA | 農作物の先物 | 2,166円-167円 |
SLV | 銀(現物) | 1,897円+49円 |
先月から海外ETFの増減を比較したところ、銘柄の入れ替えは0でした。
毎月各アセットで2~3銘柄は動いてきたので、非常に珍しい月となりました。
各ETFで軒並み評価が下落した一方で、IAU:金とSLV:銀だけは評価を上げていました。
有事の金さん・銀さんが上がっているということは、リスクマネーが市場から逃げ出す傾向にあることが分かります。
収益率
「収益率」タブを押すと、資産3分類別の損益が表示されます。
【ETF分類別の損益】
グロース 低成長リスク対策 :+24.13%
インカム 低金利リスク対策 :-3.47%
インフレ インフレリスク対策:+9.43%
グロース 低成長リスク対策 +24.13%
インカム 低金利リスク対策 -3.47%
インフレ インフレリスク対策 +9.43%
これまでと傾向は変わらず、グロースとインフレリスク対策が大きくプラス、インカムが若干のマイナスです。
以上、本日はここまで。
市場が冷え込みつつある中でも、THEOは米ドル換算で評価額を上げているため、運用がうまくいっていることが分かりました。
それでは!
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