みんなのクレジット|衝撃事実!!金融検査の結果、行政処分へ!

ソーシャルレンディング

話題のソーシャルレンディング:みんなのクレジットについて、金融検査の結果行政処分が勧告されるというショッキングなニュースが飛び込んできました。

~~NHKニュースWebより抜粋~~

投資家から集めた資金の多くを事前の説明とは異なる融資先に貸し出すなどしていたとして、証券取引等監視委員会は行政処分を行うよう金融庁に勧告する方針です。

勧告の対象となるのは、ソーシャルレンディングと呼ばれる金融サービスを行っている東京・渋谷区の「みんなのクレジット」です。

エラー|NHK NEWS WEB

 

2016年12月、証券取引等監視委員による金融検査がみんなのクレジットに入りました。

そして3月24日、証券取引等監視委員から「株式会社みんなのクレジットに対する検査結果に基づく勧告について」というタイトルで、結果が公表されていますが、その内容が酷く数々の不正行為が記載されています。

株式会社みんなのクレジットに対する検査結果に基づく勧告について:証券取引等監視委員会
※注意情報※

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みんなのクレジットに対する金融検査の指摘事項とは?

今回の金融検査の結果行政処分を下すに至った問題点として、大きくは2つのポイントが上げられています。

  • 重要な事項につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
  • 投資者保護上問題が認められる状況

一つずつ見ていきましょう。

問題① 重要な事項につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為

1つ目の問題は、みんなのクレジットのファンド資金募集のWebページ内で、投資家の誤解を招く重大な表記違いがあることを指しています。

特に以下の2つの表記違いが指摘されています。

ア) 融資先企業がWebページの表記と異なる

みんなのクレジットの投資募集のWebページにおいては、ファンドが複数の不動産事業会社等に対し貸付けを予定しているかのような表示をしていました。

しかし、みんなのクレジットが実際に貸付けた先は大半がみんなのクレジットの親会社(恐らく株式会社ブルーウォールジャパン)、もしくは親会社の関係会社であったそうです。

つまり、貸付先がグループ企業に集中している状況となっており、投資家から見れば、ファンドを分けて投資しても、結果的にリスク分散にならない状況になっていました。

イ) 担保について誤解を招く表示

みんなのクレジットは、投資家から資金を募ったファンドについて、原則、貸付先から不動産もしくは有価証券の担保を設定し、返済が滞った場合に担保権の実行で貸付金の回収を図ることを表示していました。

しかし実際は貸付先のほとんどが親会社グループ企業であり、設定された担保の大半が親会社の発行する未公開株式となっていたため、親会社の信用リスクが顕在化した場合には価値が大きく毀損する可能性が高くなっていました。

さらには、貸付けの中には担保設定していないものが存在しているにもかかわらず、ファンドの貸付債権が保全されているかのような表示となっているファンドもあったそうです。

 

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問題② 投資者保護上問題が認められる状況

2つ目の問題は、みんなのクレジットで運用中の投資家資金が安全に管理されていないことを指しています。

特に以下の5つの不正行為が指摘されています。

ア) ファンドの償還資金に他のファンド出資金が充当された

みんなのクレジットが勧誘を行ったファンドのうち、既に償還された17本のファンド償還金の原資のうち10本について、他の償還期限が到来していないファンドの資金が流用されていました。

俗にいうポンジスキーム(自転車操業)では?と証券取引等監視委員から指摘を受けているわけです。

イ) キャッシュバックキャンペーンにファンド出資金が充当された

みんなのクレジットの代名詞とも言えるキャッシュバックキャンぺーンについて、顧客への現金還元の原資を検証したところ、親会社へ貸し付けたファンド出資金がみんなのクレジットに還流して充当されている状況でした。(本来ならばみんなのクレジットから直接キャンペーンは支払われるべき)

ウ) 白石代表がファンド出資金を借入れ返済等に使用した

代表取締役社長である白石氏は親会社の社長でもあるのですが、みんなのクレジットが親会社に貸し付けたファンド出資金について、親会社の社員に指示を出して、白石氏の債権者に送金させている状況がありました。

つまりみんなのクレジットの投資家資金が、白石氏の借金返済に充てられている状況だったのです。

エ) 親会社グループの増資にファンド出資金が充当された

親会社グループの一部の会社は、親会社グループの一部の会社を引受人とする増資を行っています。

この増資についてですが、みんなのクレジットのファンド出資金が親会社グループ内で貸付け、借入れが繰り返された後に充当されている状況があったそうです。

目的外のファンド出資金の利用ということになります。

オ) ファンドからの借入れへの返済が懸念される財務状況

平成28年11月末時点において、みんなのクレジット、及び親会社グループ全体の財務状況について、短期借入金の総額が流動資産を大きく上回っている状況となっていました。

つまりファンドから親会社グループへの貸付けは返済が滞る可能性が高い状況であると証券取引等監視委員会は報告しています。

みんなのクレジットの金融検査まとめ

証券取引等監視委員会からの指摘をまとめると以下の通りです。

  • 様々な企業に投資すると見せかけて、実は親会社を含むグループ企業に出資していた。その結果、投資家はリスク分散になっていなかった。
  • ファンドの担保・保証の多くが親会社の未公開株であるため、万一の時の資金保全に疑念がある
  • 集められたファンド資金が、本来の目的外に使われた(他の償還金、キャッシュバックキャンペーン、代表・白石氏の借金返済、グループ会社の増資)
  • みんなのクレジットのグループ会社の短期借入金が大きく膨れ上がっており、返済が滞る懸念が出ている

本件は弁解の余地なし、と私は考えています。

業務上の失敗ならまだしも、ダメな方法でお金を使っていたことは明らかで、みんなのクレジット自身も自覚があったのでは?と疑わざるを得ず、投資家資金の安全性を考えてくれているとは思えません。

金融庁からの最終処分を待たずして、自己資金の行方を判断したいと思います。

クラウドクレジットが見解を発表

同業他社のソーシャルレンディング:クラウドクレジット社が、みんなのクレジットに対する金融検査の結果公表を受けて、自社の健全性について見解を発表しています。

伊藤忠商事が出資しているだけあって、さすがの対応だと思いました。


ソーシャルレンディングCrowdcredit

要約すると以下の通りです。

  • クラウドクレジット社とファンド資金は分別管理されていること
  • ファンド資金は投資家との契約上で定められた特定事業にのみ使用されていること
  • 運用中ファンドの状況(債務履行状況、貸付先の信用状況、回収状況等)については、クラウドクレジット社のウェブサイトで適切に開示されていること

今回の一件は、ソーシャルレンディング業界全体の信用凋落につながる重大事件です。

素早い見解の表明、自社の管理状況の説明をしたことで、クラウドクレジットへの私の好感度がアップしました。


以上、本日はここまで。

まだ証券取引等監視委員会から報告、及び勧告が出されただけであって、みんなのクレジットへの処分等は決まっていません。

今後のソーシャルレンディング業界のためにも、厳格な処分を望みます。

それでは!

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