ソーシャルレンディング|詐欺や貸倒れのリスクを回避する方法とは?

ソーシャルレンディング

前回の投稿では、ソーシャルレンディングに内在する様々なリスクについて書きました。

今回の投稿では、実際に私がソーシャルレンディングへ投資する際に行っているリスク回避施策についてご紹介したいと思います。

日本のソーシャルレンディングのファンドにおいて、ほとんど貸倒れなど起きていないため、ついついリスクを軽視しがちです。

しかし5%以上の年間利回りが当たり前のソーシャルレンディングにおいて、当然ながらリスクもありますし、相応の対策も取る必要があるとわたしは考えています。


ソーシャルレンディングCrowdcredit

スポンサーリンク

ソーシャルレンディング投資におけるリスク回避施策

ソーシャルレンディングで投資する際、わたしは2つの視点で4つの施策を必ず行っています。

視点① ソーシャルレンディング自体に問題ないか?

ファンドの収益性やリスクなどを調べる前に、まずはソーシャルレンディングのサービス自体に問題ないのか?という視点でチェックを行います。

「ソーシャルレンディングのサービス自体」とは、maneo/みんなのクレジット/クラウドクレジット・・・などのソーシャルレンディングを提供するプラットフォーム単位を指しています。

ファンドの利回りやリスク対策がどれだけ素晴らしくても、サービスプラットフォーム、及びそれを提供する企業に何かしら問題があれば、サービス停止、詐欺などのリスクが付きまとうためです。

そこでわたしは視点①について、以下の3つの対策を取っています。

視点①-対策① ソーシャルレンディング企業の業績を調べる

ソーシャルレンディング企業のホームページ等で業績を調べることができれば、必ずチェックします。

私が知りうる限りで、maneoやOwnersBookは業績を開示しています。

しかし上場企業でなければ業績を公開する義務はありませんので、その他のソーシャルレンディング企業の業績を調べるのは困難です。

ちょっとハードルが上がりますが、官報で情報収集できる人であれば、その他のソーシャルレンディング企業の業績も手に入れることができるでしょう。

視点①-対策② 代表者の経歴を調べる

代表者の経歴をとことん調べます。

過去に不祥事件などに関与していないか?また関与した企業が倒産していないか?などを調べます。

不祥事や倒産を過去に経験している代表者は、同様の自体を招くリスクが高いと考えてます。

このチェックを行った結果、代表者の過去の経歴に疑義がある企業が実際にあったため、投資額を抑えめにしているソーシャルレンディングがあります。

視点①-対策③ ソーシャルレンディングへ資本出資する企業を調べる

他の企業から資本出資を受けているか否かを調べるという方法です。

企業がソーシャルレンディングへ資本出資する際には相応の情報開示とチェックが行われることが容易に想像できます。

しかもその出資元が世間一般的に優良と言われる企業であれば、そのソーシャルレンディングはある程度安心できると考えてます。

ちなみに優良企業に出資を受けている主な例を下表にまとめてみました。

ソーシャルレンディング主な出資企業
maneoGMOクリックホールディングス, SMBCベンチャーキャピタル
クラウドクレジット伊藤忠商事, マネックスベンチャーズ
SBIソーシャルレンディングSBI

視点② ファンドの安全性に問題ないか?

視点①の「ソーシャルレンディング自体に問題ないか?」をクリアできたら、次に投資対象となるファンドについて調べます。

この時に利回りとともに最重要視するのはファンドの安全性です。

ファンドの安全性を確保するため、以下の1つの対策を取っています。

視点②-対策① 担保・保証の有無と金額を確認する

ソーシャルレンディングのファンドに投資する際、必ず担保や保証について調べます。

投資したファンドの返済が遅延したり、融資先企業が倒産したりといった最悪のケースが起きた場合、自分の資金を守ってくれるのは担保や保証です。

そして単に担保や保証があるだけでなく、担保や保証でカバーできる金額がファンドの総額を超えているか否かが重要となります。

仮に総額1億円のファンドで担保評価額が5,000万円程度であると、万一の時に戻ってくる投資資金は半分程度になってしまいます。

わたしが知っているソーシャルレンディングの中には「担保・保証あり」と記載していながらも金額を情報開示してない企業が実際にいくつかあり、それを理由に投資を控えています。

まとめ

最後に今回の投稿をまとめます。

視点対策ポイント
ソーシャルレンディング自体に問題ないか?ソーシャルレンディング企業の業績を調べるHPで公開していない企業は官報などのルートで調査
代表者の経歴を調べる過去に不祥事や倒産を経験してないか?
ソーシャルレンディングへ資本出資する企業を調べる優良企業に出資されていれば安全性が高まる
ファンドの安全性に問題ないか?担保・保証の有無と金額を確認する担保・保証の有無、及びカバーできる金額がファンド総額を上回るか?

ソーシャルレンディングには言わずもがな投資リスクがあります。

投資家は自分自身で手足を動かして情報を入手することによって、それらのリスクを低減させることができます。

わたしが実際に行っているリスク低減の施策を今回の投稿に書いたので、参考にしてもらえると幸いです。


以上、本日はここまで。

それでは!

【こんな記事も読まれてます】

【みんなで大家さん】評判・評価に対する客観的考察 投稿日:2015/10/29

コメント

タイトルとURLをコピーしました