月例で投稿しているIPO投資について、SBI証券から何度も抽選に申し込みますが、いっこうに当選する気配がありません。
そこでIPO当選確率を上げるべく、新たに証券口座を開設しようと考えるようになり、IPO投資に有利な証券口座はどこか?調査してみました。
何はともあれIPO取扱数
IPO当選を得るためには、まずIPO株を取り扱っている証券会社を選ぶ必要があります。
IPOの取り扱い数は証券会社ごとに大きな開きがあります。
そこでまずは証券会社ごとの2016年度のIPO取扱数を比較したところ、TOP5は下表の通りとなりました。
証券会社名 | IPO取扱数 (2016年) |
SBI証券 | 75社 |
SMBC日興証券 | 64社 |
マネックス証券 | 46社 |
大和証券 | 34社 |
カブドットコム証券 | 19社 |
私が普段使って月例報告しているいSBI証券がIPO取扱数ナンバー1となりました。
次いでSMBC日興証券、マネックス証券、大和証券、カブドットコム証券となりました。
IPO当選率を上げるポイント
IPO株の取扱数で証券会社を5つまで絞ったら、次は5社を比較検討していきますが、比較するための評価軸が重要になってきます。
IPO投資向けの証券会社選びにおいて重要な評価軸は、主幹事数/口座数/配分/抽選方法/です。
主幹事数
IPOの申し込み権利を顧客に割り当てることができるのは幹事に任命された証券会社だけですが、幹事の中でも主幹事という役回りになった証券会社への株式割り当て数が多くなります。
つまり主幹事になる回数が多い証券会社ほどIPOの当選に有利ということになります。
配分
幹事になった証券会社が、必ずしもIPO株のすべてを個人顧客に振り分けるとは限りません。
店頭営業している証券会社は上顧客に優先して配分を回したり、法人や大口投資家に優先的に配分する場合もあります。
代表的な例として、IPOの幹事となることが多いSMBC日興証券は、割り当てられたIPOのうち9割を店頭配分としているようです。
口座数
口座数とはその証券会社に口座を持つ顧客の数を指します。
当然ながら証券会社ごと抱えている顧客数は異なりますが、一般的には口座数が少ない方がライバルが少なくなりIPOの当選確率も上がることが想定されます。
抽選方法
証券会社によっては優劣をつけた抽選を行うところもあります。
具体的には、申込み口数・口座残高・直近の取引手数料を考慮して、証券会社から見て上顧客に対して優先的に当選となるような仕組みを取っているところがあります。
しかし優先当選の仕組みは資金力がある人は良いのですが、一般の投資家からすると迷惑な仕組みにもなりかねません。
できれば資金力に左右されず、公平抽選の方式をもった証券会社を選定したいものです。
IPOに強い証券会社は?
ここまで記載の通り、IPO投資向けの証券会社選びにおいて重要な評価軸は主幹事数/配分/口座数/抽選方法/です。
主幹事数は多く、配分は店頭配分が少なく、口座数は少なく、抽選方法は公平であることがIPO当選に有利な証券会社と言えます。
この観点で各証券会社の条件を調べると、下表の通りまとまりました。
証券会社名 | IPO取扱数 (2016年) | 主幹事数 | 口座数 | 配分 | 抽選方法 |
SBI証券 | 75社 ◎ | 13社 ◎ | 350万 △ | 50% 抽選 50% 店頭配分 ○ | 資金力 △ |
SMBC日興証券 | 64社 ◎ | 13社 ◎ | 276万 ○ | 10% 抽選 90% 店頭配分 △ | 公平 ◎ |
マネックス証券 | 46社 ○ | 0社 △ | 167万 ◎ | 100% 抽選 ◎ | 公平 ◎ |
大和証券 | 34社 ○ | 15社 ◎ | 308万 △ | 20% 抽選 80% 店頭配分 △ | 公平 ◎ |
カブドットコム証券 | 19社 △ | 0社 △ | 104万 ◎ | 100% 抽選 ○ | 公平 ◎ |
このようにまとめると、評価が相対的に高いSMBC日興証券とマネックス証券が良さそうに見えてきます。
しかしSMBC日興証券の方は割り当てられたIPO株数のうち90%が店頭に回ってしまうため、一般個人投資家のもとにはわずか10%しかまわってきません。
総合的に見ると、マネックス証券が一番良いのかな?と私の中で結論に至りました。
マネックス証券の口座開設
マネックス証券はインターネット経由で簡単に口座開設を行うことができます。
私もせっかく調べたので、さっそく口座開設して、IPO株に当選すべく手続きを進めたいと思います。
そういえば以前、米国株を運用する証券会社について投稿した際にもマネックス証券が最も有利であることが分かりました。
これまでマネックス証券に興味を持ったことなかったのですが、案外使える証券会社なのかもしれませんね。
以上、本日はここまで。
それでは!
【こんな記事も読まれてます】
IPO|2017年度IPO予定表と2016年IPO投資のパフォーマンス分析結果 2017/1/15
【IPO投資】当たらないIPO株の抽選を有利にする方法 2015/11/15
【IPO投資】IPOの売り時はいつか? 2015/11/13
コメント