昨年、わたしが最も力を入れた投資はソーシャルレンディングでした。
その結果、maneo、アメリカンファンディング、Crowdcredit、みんなのクレジット、トラストレンディングと5つのサービスで投資を始めました。
何が言いたいかというと、口座管理が大変です(笑)。
さてそんなソーシャルレンディングで今注目しているのが、不動産専門のソーシャルレンディングOwnersBookです。
OwnersBookとは
OwnersBookとはロードスターキャピタル株式会社が運営する、少額資金ではじめられる不動産運用のプラットフォームです。
不動産のプロが厳選した不動産ファンドに対して、一口一万円から大口の投資家まで誰もが投資できます。
不動産投資の問題点
不動産投資には大きなリターンを得ることが可能にもかかわらず、実物不動産に投資するには数千万円~億円単位と多額の資金が必要であり、必ずしも全ての個人投資家に開かれた市場ではありません。
また不動産業者が介入するため手数料が高く、期待していたほどの利回りを得られない点も投資家にとっては悩ましいところです。
OwnersBookは不動産投資の問題点をクリアし、多くの投資家が不動産投資に参加するためのプラットフォームを提供します。
少額投資が可能(最低投資額:1万円から)
(画像引用:OwnersBookのHP https://www.ownersbook.jp/feature/index/)
OwnersBookは、一般の個人投資家もソーシャルレンディングを利用して他の個人投資家と一緒になって投資を行うことで、少額で不動産投資の体験を提供します。
最低投資金額は1万円というハードルの低さです。
手数料も大幅削減
(画像引用:OwnersBookのHP https://www.ownersbook.jp/feature/index/)
OwnersBookはインターネットを利用したソーシャルレンディングであり、実物の不動産業者が得る仲介手数料をカットしているため、投資家から見れば大幅にコストを削減することができます。
OwnersBookの特徴
不動産専門のソーシャルレンディングである点以外で、OwnersBookの特徴は以下の点があげられます。
全案件で不動産投資の専門家が精査
OwnersBookでは、不動産鑑定士を含む不動産取引のエキスパートが、業界で長年培った経験を活かして厳選して不動産を取得しています。
また自社評価にとどまらず外部評価も経たうえでOwnersBookに掲載し、投資家を募集しています。
J-REITよりも高い透明性
小口の不動産投資というとREITと似た印象を持つ人も多いかもしれません。
たしかにOwnersBookはREITに仕組みは似ていますが、REITとの大きな違いは手数料体系と投資先を把握できる点です。
OwnersBookは個別の不動産を投資対象とするため、投資先を把握したうえで自身の判断で投資案件に分散投資することが可能となります。
OwnersBookのスキーム
(画像引用:OwnersBookのHP https://www.ownersbook.jp/feature/index/)
上図がOwnersBookのスキーム図となります。
個人投資家がOwnersBookに掲載されたファンドの情報を見て、気に入った案件があれば1万円から出資します。
集められた資金はロードスターキャピタルの関連会社ロードスターファンディング社に集約され、投資対象に投資、または貸し付けが行われます。
一般的なソーシャルレンディングと同様のスキームで、特に違和感はありません。
募集中のファンド
現在募集中のファンドを見てみようと思ったのですが、全案件が募集完了となっていました。
募集期間の終了日を迎えることなく、満額成立している人気ぶりです。
直近で募集していたファンドを使って内容を見てみましょう。
(画像引用:OwnersBookのHP https://www.ownersbook.jp/feature/index/)
案件名
渋谷区オフィス第1号ファンド第4回
案件概要
- 募集総額:5,050万円
- 予定運用期間:7ヶ月
- 予定利回り:4.5%
- 募集開始日:2017/01/30
- 募集期限:2017/02/17(満額成立により終了)
- 投資実行日:2017/02/22(予定)
- 運用タイプ:貸付(メザニン)
- 償還方法:元本一括
- 期中配当:毎四半期
- 担保/保証:根抵当権
- 手数料:無料
利回りは4.5%と渋めです。
気になるのが貸付分類がメザニンローンである点です。
メザニンローンとは、返済時に他の借入よりも劣後していることを意味します。
すなわち銀行借入への返済の優先順位が高く、OwnersBookの投資家は銀行の後に返済順位がくるため、万一このファンドが貸倒れを起こした際に不動産を売却して元金を取り戻そうとしますが、取り戻す順位が低くなることを指します。
しかしこの物件については評価額が返済額をかなり上回っているようなので、メザニンローンであっても安全性は高いと見ています。
また売却時に当初予定価格よりも高く売れた場合は、特別配当金として当初予定価格との差額の3%が投資家に還元されるそうです。
例えば、1万円投資していたOwnersBookファンドにおいて、出口の時に高く1,000万円高く売却できた場合は、、、
10,000,000円×3%÷5,050=594円くらい?
これが高いのか安いのかというと、1万円投資して7か月間の運用で594円を得るわけだから、年換算利率で表すと、、、
594円÷10,000円÷7カ月×12カ月=10.2%!
運用期間中の利回り4.5%も加えると14.7%となるため、超絶で利回り高いじゃないですか!
と言っても、あくまで予定価格よりも1,000万円高く売れた時のシミュレーションですので、ご注意ください。
担保状況
極度額8,000万円の根抵当権が既に設定されており、他の案件で3,000万円の貸付を既に実行しており、本案件により追加で5,000万円の貸付を実行致します。
極度額内での投資ということで安全性は高いように思います。
何はともあれ申込み!
OwnersBookのファンドを実際に調べてみて分かりましたが、他のソーシャルレンディングと同じように定期的に配当が出るだけでなく、売却益の一部が還元されるという点も非常に魅力的ですね!
実物の不動産投資のように、家賃=インカムゲイン、売却益=キャピタルゲインという2つの収益を狙えるわけです。
魅力が徐々に分かってきたところで、OwnersBookのホームページからさっそく申込みました。
以上、本日はここまで。
またソーシャルレンディングの口座を1つ増やしてしまいました。
1つのプラットフォームでソーシャルレンディングを管理できるサービスが本気で欲しいんですけど。
そんなサービスを自分で開発したら売れるかも!!
でも忙しすぎて、そんな時間ないしな~・・・。
それでは!
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