中国発の景気失速懸念で世界中の市場が大荒れ状態。先週も日経平均株価は500円を超す上げ下げが起こり、ますます先行き不透明な状態です。
これからの「相場」の話をしよう、一回目は投資の賢人たちがこの先をどう見ているか、発言から読み解きたいと思います。
【スポンサーリンク】
ジョージ・ソロス:悲観的見解
「英国 銀行を崩壊させた男」として知られているソロス氏の見解は以下のようなものです。
ジョージ・ソロス氏は、近いうちに中国経済は完全に崩壊するとの見通しを示した。
それによれば、世界経済にとって脅威なのは米国の予算崩壊でもユーロ圏の問題でもなく、中国の財政問題にあるという。
財政問題とは、中国経済の債務総額が限界を迎えると指摘しています。
債務は主に企業部門や地方自治体によるものですが、すでに歴史的に限界と考えられている線を越えています。企業債務はすでにGDPの100%以上、地方自治体による債務は17兆人民元に達しています。これは最も悲観的なレベルといわれている20兆人民元よりも少ないですが、数年前の10兆から12兆人民元よりも高いレベルです。
ウォーレン・バフェット:不明
投資の神とまで言われるバフェット氏。
残念ながら彼の見解、発言はみつかりませんでした。
もともと超長期投資のバフェット氏なので、一時的な相場の混乱は気に留めてもないのかもしれません。
ジム・ロジャース氏:悲観的見解
冒険投資家として有名なジム・ロジャース。中国のメディアから現在の投資状況などに関する質問を受けた際のコメントは以下の通りです。
ロジャーズ氏は、自身が現時点で株式を買わない方針を示しました。
危機がまだ終わっていない上、中国市場のほか、ほかの市場も大きな問題を抱えているとの認識を示し、 危機が終了した後に中国とロシアの株を取得する計画を明らかにしました。
また、ロジャーズ氏は、2016年、17年に西側諸国が経済危機を発生する可能性があると警告し、 金の投資がリスク回避ツールのひとつになると指摘してます。
ただし現時点では金購入のベストタイミングではなく、 1オンス当たり1000米ドルまで下落した場合、自身が金の投資を考える可能性があると示唆しました。
また、今年7月に購入した中国株について、現時点では含み損を抱えていることも明らかにした。 ただ、投資は長期で行うもので、現時点は様子を見ていると発言しました。
以上より、
ソロス:悲観的
バフェット:?
ロジャース:悲観的
世界3大投資家のうち2人はチャイナショック後の相場について、悲観的な相場感を持っているようです。
以上、本日はここまで。
ありがとうございました!
コメント