またまた気になる金融サービスを見つけました。
その名も「財産ネット」。
金融+テクノロジーの造語であるフィンテックについて調べているうちに、この財産ネットというサービスを見つけました。
財産ネットというネーミングだけあって、財産を増やしてくれるようなネットサービスでしょうか?
とっても気になるので調べてみました!
財産ネットとは
公式Webサイトによると、財産ネットとは以下のようなサービスです。
これまで富裕層だけの特権扱いだった金融情報の提供を、誰でも受けられるサービスへと変えていくフィンテックベンチャーです。
お客様が入力されたデータから財産をカンタンに把握・分析し、ご本人に見合ったポートフォリオを自動提案するプラットフォームを提供。
弊社では金融資産はお預かりせず、お客様と金融機関や金融アドバイザーとのマッチングを提供します。
上記説明によると、投資家へ以下の2つのサービスを提供してくれるようです。
- ポートフォリオの自動提案
- 金融機関やアドバイザーとのマッチング
ポートフォリオの自動提案はロボアドバイザーをイメージしましたが、後者のマッチングサービスは他に類を見ない感じがします。
いったいどんなマッチングをしてくれるんでしょうね?
無料でサービスを利用できるそうなので、さっそく試してみました。
財産ネットを試してみた
財産ネットのトップページ右上の会員登録ボタンから始めることができます。
財産状況などの登録
まずは上記の通り自分の財産状況を入力します。(上図の数字は適当に入れたものです)
財産状況を入力すると右の方に「あたなの運用利回りは1.92%改善可能です」と表示されます。
詳細分析をするためにメールアドレスを登録して次に進みます。
ちなみに「β版公開中」とあるので、財産ネットはまだ試作品の段階であることが分かりました。
資産残高の将来予測
自身の財産状況の入力を終えると、上図のキャッシュフローグラフが出てきます。
ファイナンシャルプランナーのコンサルティングや生命保険の営業などを受けたことがある人は馴染みのあるグラフでしょう。
横軸が年齢で、縦軸がお金、収支の状況が棒グラフ、財産の推移が折れ線グラフで表現されています。
またグラフの右側に下図のような微調整できる入力欄があるので、扶養家族や退職金等のデータも入れて、グラフの正確性を向上させましょう。
同じ画面に「あなたにおすすめなのは”資産を増やす”」とあるので、”資産を増やす”を試してみます。
投資スタイル
”資産を増やす”ボタンを押すと、上図の投資スタイルという画面が表示されるので、自分の嗜好に合わせてスライダーを調整します。
投資スタイルのスライダーを調整すると、上図のスパイダー―チャートが表示されます。
私は安定性が欠けているので、リスク嗜好の投資家と診断されました。
この投資スタイルで良ければ”ポートフォリオへ”ボタンを押します。
推奨ポートフォリオ
上記の投資スタイルに合わせた推奨ポートフォリオが表示されました。
わたしに対する推奨ポートフォリオは以下のような構成となりました。
さすがリスク嗜好の投資家と診断されただけあって、株式比率が高い構成となっています。
- 現預金30%
- 国内株式12%
- 国内債券13%
- 先進国株式23%
- 先進国債券8%
- 途上国株式7%
- 不動産REIT7%
そして上記ポートフォリオにもとづく資産運用の期待利回りは3.54%と出ました。
割と低い利回りとなったのは、現預金比率が30%なっているからでしょう。
このポートフォリオで納得したら、”金融商品を選ぶ”のボタンを押します。
金融商品の管理
上記の”金融商品を選ぶ”のボタンを押すと、資産種類ごとにおすすめ金融商品が表示されます。
ざっと見たのですが、ETFや投資信託が推奨されているようです。
・・・
で??
実は、ここで終わりです。
オススメ金融商品がズラッと並んでいるだけで、それらがどんなおススメなのか。
自動でおススメ商品を買ってくれる?おススメ投資商品を自ら購入する?といったような、次の行動を促す誘導が何もありませねん。
加えて、冒頭に財産ネットの概要でご紹介したような金融機関やアドバイザーとのマッチングなんてどこにもありません。
まだβ版ということなので、今後サービスがいろいろ出てくることを期待してます。
以上、本日はここまで。
高い期待を持ってトライアルしてみた財産ネットですが、β版ということもあってか、説明に書いているようなサービスが完結していませんでした。
また今後のサービスリリース時期をにおわせるような記載もなかったので、何だかよく分からない中途半端なサービスになってますs。
今後の進展を期待してます。
それでは!
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