今回は、月に1回更新している日経平均株価の予想について書きます。
10月の初旬の日経株価予想の投稿では、8月からずっと相場が落ち着いた揉み合い相場になっていること、そして9月はさらに落ち着いてしまったため、ローソクの長さが最近稀に見るほど小さくなっていることをご紹介しました。
先月10月の日経平均株価はどのような動きを見せたでしょうか?
それでは、10月の日経平均株価の分析と11月以降の予想について、テクニカル指標:ローソク足やMACDを使って分析したいと思います。
※この投稿はわたしA氏独自の見解であり、投資を勧誘するものではありません。投資は自己責任で行ってください。
前回(2016年10月初旬)の日本株予想の振り返り
(図:楽天証券のMarket Speed)
上図は、前回投稿した日経平均株価のローソク足チャートです。
上値の目途:となるレジスタンスラインは黄色矢印の17,000円台の中盤(17,600円あたり)にあると予想していました。
下値の目途となるサポートラインは一段目が青色矢印の15,000円ちょうど付近、二段目サポートラインが赤色矢印の14,000円前後になると予想していました。
さて、前回予想のおさらいはここまでにして、今回の日経平均株価の予想を始めます。
最新(2016年11月初旬)の日経平均株価の分析・予想
(図:楽天証券のMarket Speed)
上図は11月4日 終値時点の日経平均株価のローソク足チャートです。
一番右のローソクが2016年11月分なので、今回の分析対象である10月のローソク足は右から2本目です。
見てお分かりの通り、大きく値を上げたことが分かります。
10月は安値:16,500円台だったのですが、月末に近づくに連れて高値17,400円台まで上昇しました。
しかし私が予想していた通り、17,000円台中盤のレジスタンスライン(上図の黄色→のライン)は突破できずに、11月に入って反落している状況です。
以上のことから、10月もやはりレンジt相場からの脱却はできなかったことが確認できたため、値幅2,000~2,500円ほどのレンジ相場のままです。
上値目途:レジスタンスラインは黄色「→」の17,000円中盤にあります。
そして下値目途のサポートラインは一段目が青色「→」の15,000円ちょうど付近、二段目サポートラインが赤色「→」の14,000円前後になると予想しています。
MACD分析
(図:楽天証券のMarket Speed)
上図は11月4日 終値時点の日経平均株価のMACD指標です。
MACDというテクニカル指標は相場の方向性を測る際によく使われます。
MACDは2015年末にデッドクロス(短期線が中長期線を上から下へ突破する)が発生し、それ以降、短期線が中長期線の下を下り続ける状況であるため、典型的な下落トレンドの相場と言えます。
MACDがこの状況の割には、日経平均株価は株価を下げ過ぎることなく持ちこたえているという印象を持っています。
またこのブログで何度も指摘している通り、現在のMACDチャートが2007~2008年に起きたサブプライムローン問題~リーマンショックの時のMACDと酷似しています。(下図参照のこと)
わたしはリーマンショック時に投資銀行にいたため、株式市場の悲惨な光景を目の当たりにし、トラウマのように鮮明に記憶しています。
株価の急落に対して強く警戒しています。
(図:楽天証券のMarket Speed 2007年~2011年のMACD)
以上、本日はここまで。
それでは!
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