みんなのクレジット|キャッシュバックで話題のみんなのクレジットは大丈夫?リスクや評価は?

ソーシャルレンディング

いま最も伸びているソーシャルレンディング:みんなのクレジットについて、このブログでも何回か紹介してきました。

わたしも実際に1案件投資を行い、キャンペーン中のキャッシュバックをいただきました。

しかし、最初の案件に通しした際に、担保保全の評価額はいくらか?、キャッシュバックキャンペーンが行き過ぎでは?など、気にかかることがいくつかありました。

今後も投資を継続するならば、不安な点は払しょくする必要があると思い、みんなのクレジットのリスクや本当の評価について考えてみました。

※注意情報※

みんなのクレジットのファンドは返済遅延が生じているようなので、投資をする際はご注意ください(2017年9月20日時点)

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会社分析

まずは運営会社に関する分析を行ってみます。

株式会社みんなのクレジット

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みんなのクレジットの運営会社である株式会社みんなのクレジットについてです。

  • 所在地:〒104-0032東京都中央区八丁堀4-13-4SKビル8F
  • 設立日:2015年5月21日
  • 代表取締役:白石 伸生
  • 資本金:2億円
  • 従業員数:9名
  • 事業概要:ソーシャルレンディング事業

上記の通り、みんなのクレジット社は2015年に設立されたばかりのベンチャー企業で、ソーシャルレンディング事業1本で運営しています。

ソーシャルレンディング:「みんなのクレジット」自体は2016年4月にサービス開始となったので、まだ開始から半年ほどしか経過していないことになります。

代表取締役:白石伸生さんの経歴

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若干コワモテに見えるのは私だけでしょうか(笑)

白石社長は以下のような経歴の持ち主です。

1994年9月 大学在学中に「株式会社シーマ」設立。
1995年3月 早稲田大学政治経済学部 卒業
1999年3月 「株式会社シーマ」売却と同時に代表取締役辞任
「株式会社シーマ」JASDAQ上場
2004年5月 「株式会社スロー・グループ」設立
2006年5月 「株式会社スピード・ファイナンシャル・パートナーズ」設立
2007年6月 「株式会社スロー・グループ」をゴールドマンサックスグループに売却
2009年2月 「株式会社らいずほーむ」設立
2010年9月 「株式会社ビューティパートナーズ」設立

(引用:ソーシャルレンディング比較.com

いろんな会社の設立・経営に携わっていて、しかも業界もバラバラなので、何だか落ち着かない人だなという印象を受けます。

いわゆるプロ経営者というやつでしょうか。

白石さんが関わってきた会社をいくつか詳しく調べたところ、嫌な情報がたくさん出てきました。

株式会社シーマ(現・株式会社NEW ART)

ジュエリー業を営んでいた会社です。

JASDAQへ上場を果たしますが、内部管理体制の不備を理由にJASDAQは同社を監理ポストに入れましたが、2007年3月に監理ポスト割り当ては解除されました。

現在は株式会社NEW ARTに名前を変え、白石伸生氏の兄にあたる哲生氏が代表取締役会長を務めています。

株式会社スピード・パートナーズ

企業再生ビジネスを扱っている会社で、全日本プロレスの親会社でもありました。

2014年に株式会社八丁堀投資と社名を変えたと思ったら、途端に破産しました。

スーパー銭湯「やまとの湯」運営会社:湯快生活株式会社

「やまとの湯」は、大和システム(株)の子会社であった株式会社やまとの湯が運営していましたが、経営難により、スピードパートナーズ子会社の湯快生活株式会社に事業を譲渡しました。

湯快生活株式会社が「やまとの湯」を全国展開していきましたが、経営難に陥ってしまいます。

その後、湯快生活(株)は社名を日本総合ビジネス保証(株)に変更するのですが、2014年には債務者から破産申し立てを受けてしまい、2015年に破産してしまいました。

上記の通り、みんなのクレジットの代表:白石さんの過去の経歴は、様々な企業の代表を務める華やかさがある反面、各企業が一度は苦境に陥ったり倒産してしまったりを繰り返しています。

今回のみんなのクレジットの事業は、経営難にならずうまくいってくれるといいのですが、、、。

案件分析

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続いて、みんなのクレジットの募集ファンドについて分析したいと思います。

案件の情報量

競合のソーシャルレンディング:maneoやCrowdcreditと比べると、各案件の情報量は少ないでしょう。

特に融資先事業の詳細や、事業と融資の関係性を図示したスキーム図など、他のソーシャルレンディングのような事業者特性が全く伝わってきません。

担保保全

全ての案件を見たわけではありませんが、わたしが見る範囲では担保は全て有価証券や代表者連帯保証を取っているようです。

みんなのクレジットの広告によると融資額の120%以上の評価担保を取ることをうたっていますが、有価証券の時価など評価額を算定できる情報の記載がないため、融資額に対して何%保証されるのか、皆目見当がつきません。

万一のことが起きた時に、投資したお金の安全性を測るには情報量が少ない気がします。

貸倒れリスク

みんなのクレジットの組成ファンドから貸倒れ案件が出たという情報はありません。

まだ2016年4月にサービス開始したばかりなので、貸倒れリスクの顕在化はこれから起きる可能性があるのでしょう。

まとめ みんなのクレジットの評価

みんなのクレジットを客観的に分析した結果、お金を預けるのに恐さを感じるので、投資しても少額に留めたいと思いました。

その主な要因は以下の通りです。

  • 代表がこれまで携わってきた企業の多くが経営難に陥ったり、倒産してきた
  • 他のソーシャルレンディングと比べて案件の情報量が少ないため、事業の良し悪しが判断しづらい
  • 担保評価額が分からず、融資額に対して何%が安全か把握できない

以上、本日はここまで。

実際に1案件投資してみて不安に感じていた「みんなのクレジット」ですが、いろいろと調べた結果、その不安はさらに大きなものになりました。

いやー、それにしてもキャッシュバックキャンペーンは魅力的なので、全く投資しないのも惜しいなと思います。

難しい選択を迫られる感じですね。

それでは!

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