先日の投稿で、元・銀座ホステスさんがマイクロファイナンスを通じて月収100万円を達成!という日刊SPAの記事をご紹介しました。
元・銀座ホステスさんが行っている:マイクロファイナンスとは、一般的には貧しい人々に小口の融資や貯蓄などのサービスを提供することを指しますが、日本でも投資可能なサービスが提供されていないのか調べてみました。
すると、日本企業でマイクロファイナンス事業を行っている会社を見つけたのです。
ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営するマイクロファイナンスのプラットフォーム:セキュリテです。
セキュリテとは
セキュリテとは、日本企業:ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営するマイクロファイナンスのプラットフォームです。
セキュリテは前回の投稿でご紹介したような貧困層だけが融資対象ではなく、国内外で事業資金を必要としている人たちと投資家をつなぐ役割を担っています。
融資を得た事業者は、質の高いこだわりある商品・サービスを生み出すように尽力されているようです。
セキュリテの仕組み
セキュリテは下図のような仕組みで運営されています。
(画像引用:セキュリテのHPより)
わたし個人的には「事業進捗状況や特典を受け取る」と言う点で、事業者との距離感が近いところに共感を持ち、好印象です。
自分がお気に入りの事業に融資し、お金がどのように活かされているか情報が入ってくれば、従来の投資商品とは違った投資の満足度が得られる気がします。
投資家から見たセキュリテの特徴
セキュリテの主な特徴として、以下の4点があげられます。
- 1口数万円の少額から投資可能
- 様々な地域・分野から好きな事業を選べる
- 事業者の顔やお金の使い道が見える
- 分配金の他、出資者限定商品、ツアー、企画会議などの様々な特典がある
マイクロファイナンスとソーシャルレンディングの違い
上記特徴を見ても分かるように、マイクロファイナンスは融資を必要とする特定の企業や団体に投資家から少額出資を募り投資する点でソーシャルレンディングと似ていますが、以下の点が異なっているように見えます。
- 融資先の事業規模が小さい
- 融資先の情報がオープンで事業者と直接的な繋がりを感じることができる
- 融資先ならではの様々な特典がある
セキュリテのファンド
(画像引用:セキュリテのHPより)
セキュリテは既に数多くのマイクロファイナンスを成功させてきた実績があります。
2016年10月25日時点で、募集総額 62億4,760万8,738円 事業者数 350社 ファンド数 555本 償還済ファンド数 153本となっています。
現在募集中のファンドを見たところ、本当にバラエティ豊かで様々な融資先があります。
現在募集中のファンドでいくつかあげてみると・・・
- 本州最北端のワイン 青森下北ワインファンド2015
- 丸山珈琲とコスタリカ生産者ファンド
- 南部の美人ファンド2016(日本酒酒造)
- ほったらかし温泉の新温泉るづくりファンド
- 鹿児島発 麹の和みファンド(サプリメント開発)
・・・などなど
わたしコーヒーには目がないので、上から2番目の丸山珈琲あたりにめちゃくちゃ惹かれているんですけど。
セキュリテ投資の特典とは
セキュリテのファンドに投資を行うと、融資先企業・団体から特典をいただけることになっています。
これがビックリするほど良い内容だったりするので、わたしも魅力を感じています。
一例をあげてみます。
丸山珈琲とコスタリカ生産者ファンドの特典例
1口27,000円の投資で・・・
スペシャルティコーヒーをお手軽にさまざまなシーンでお楽しみあれ!本ファンドで仕入れたコスタリカ産コーヒー100g と ドリップバッグの豪華詰め合わせ。(約4,000円相当!)
(画像引用:セキュリテのHPより)
セキュリテの投資リスク
投資家にとって最大のリスクは、融資した事業がうまくいかなかった場合にふりかかってきます。
ファンドごとに分配金が設定されていますが、基本的にはその事業の売上や収益に連動した分配率が設定されています。
そのため事業がうまくいかなかった場合、分配金は得られてもトータルで元本割れとなるリスクが多分にあります。
ソーシャルレンディングのような元本を保全する担保の仕組みもないようです。
投資なのでリスクを負うことはあたりまえなのですが、融資先は慎重に選ぶ必要があります。
以上、本日はここまで。
日本から投資可能なマイクロファイナンス:セキュリテについてご紹介しました。
融資先事業者の情報がダイレクトに入ってきて透明性が高く感じられますが、元本割れリスクもダイレクトに負う覚悟が必要です。
わたしはセキュリテのマイクロファイナンスに大変興味を持ったため、投資を本格的に検討したいと思います。
それでは!
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