前回の投稿では業界別の年収について説明した後、私が【金融・保険業】に狙いを定める決断をしたことまで書きました。
今回は、その後のこと、転職と次の転職について書きたいと思います。
転職1社目 投資会社
転職エージェンには様々な金融関連企業を紹介してもらえました。
私の狙いは的中して、多くの金融業の会社がITの人材を探しており、待遇も通常の総合職と比べても遜色ない内容でした。
最初の転職はベンチャーな投資会社。ベンチャーといっても上場を果たしており、毎年売り上げや利益を倍増させており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで力をつけてました。
会社の平均年収は、一番良い時期で30台前半で1,000万円くらいだったと思います。私はまだ20台中盤〜後半だったので、まだ大台に乗せるレベルにはありませんでしたが、前職よりは明らかに年収アップでした。
投資会社のITって?
そんな私が課せられた仕事というのは、社内のIT業務全般、自分でアプリケーションやネットワークの構築・修正をすることもあれば、外注してベンダーコントロールすることもありました。
ベンチャーということもあって、IT部門は少人数で構成されてました。仕事的に良かったのは、アプリケーションやインフラやネットワークなどに関わり、広く知識をつけられたことですね。全般的に仕事も報酬も程良いバランスだったと思います。
リーマンショックという大津波!!
入社して1年が過ぎた頃、アメリカ金融業会発の出来事、リーマンショックが起きました。世界、日本の金融系の会社が続々と財務状態が悪くなり、私が勤めていた投資会社も大きな損失を出しました。
リーマンショックの原因であるサブプライムローンとは関係なかったのですが、不景気になると既存の資産が売れなくなるし、価値も下がって損失を出さざるを得なくなりますしね。
そして次の転職へ
リーマンショック発生後3年ほど経過し、金融業界も会社も落ち着きを取り戻してきたところで、次の転職を考え始めました。
リーマンショック以降、基本給は下がることはありませんが、毎年、賞与は下がるばかり、つまり年収も下がる一方ですね。所属部署での人間関係もそんなに上手くいってなかったので、金も人も魅力がなければ次を探そうと当然ながら思ったわけです。
転職エージェントに久々に相談に行き、希望の仕事について尋ねられました。もちろん「金融業界の会社のIT」と答えました。
3社目は外資系金融
何社か面接を受け、外資系の金融会社に声をかけてもらえました。前職の投資会社とはまた違う金融でしたが、広く同業界であった経験も評価されて採用されました。
外資系、響きはいいですけど雰囲気は国内企業と変わらない会社ですね。人間関係も悪くなく、年収は前職より30%以上は増えました。
目標とする年収には到達してませんが、それなりに近い水準まで登ることができました。今現在、仕事内容や報酬ともに満足してます。
あとがきとおまけ
これまで年収と業界の関係を私の実体験を元に書いてきました。新卒も転職も、年収にそれなりに拘りがあるなら、今回ご紹介した業界を軸にして考えるのは良い方法だと思います。特にITと金融業界は相性が良いので、私と似たような人がいた時には必ずオススメしてます。
一つ注意が必要なのは、どこの会社に行っても仕事が評価されなければ、給料は上がっていきません。トップ評価を取れ!とは言ってません。あいつそこそこ役に立ってるよなと周囲から思ってもらえる程度、上司には60〜70点をもらえる程度には評価されましょう。その程度であれば、センスがなくても頑張りだけで到達できると思います。
それでは、満足いく職探しができることを願ってます!
コメント