月次定例となっているロボアドバイザー:THEOの運用実績について投稿します。
9月~10月と世界的にマーケットは穏やかな流れになっているように感じます。
そんななかロボアドバイザー:THEOの運用状況はどうなっているのか?
さっそく見ていきたいと思います。
THEOの投資パフォーマンス
JPY(日本円)表示
THEOのマイページへログインすると、まず最初に上図の運用サマリーのグラフが出てきます。
現在残高が99,711円(-289円)となっており、先月の投稿時よりも残高はプラス1,789円ほど増えています。
2016年2月から運用を開始したのですが、ひとまずTHEOの最低投資額である10万円だけで試しています。
8カ月が経ってもほぼプラスマイナス0ということで、不思議なほど安定運用です。
実はこの画面には今回から「USD(米ドル)で表示」する機能が新たに加わりました。
THEOは海外ETFを投資対象としているため、実際の運用はUSD(米ドル)で行われていますが、マイページの方はJPY(日本円)換算で表示されてきました。
USD(米ドル)表示にすれば為替による影響を除外することができるため、THEOの本当の運用力を見ることができます。
さっそく上図の「USD」を押してみると、下図の通りUSD(米ドル)換算でのTHEOの運用実績に切り替わりました。
USD(米ドル)表示
上図の通りUSD(米ドル)にすればプラス64.85ドル(+7.27ドル)と大幅に運用益が出ていることが分かります。
現在、THEOの運用がプラスマイナス0になってしまっているのは、資産運用は大きくプラスだけど為替差損で大きくマイナスをだしている結果ということが分かりますね。
THEO運用状況の詳細
右上にある「一」ボタンをクリックすると、メニュー一覧が表示されます。
「ポートフォリオ」ボタンを押すと、THEOの運用情報の詳細を見ることができます。
運用に関する各情報ついて、順をおって見てみましょう。
ポートフォリオ
ポートフォリオをクリックした後、タブメニュー内の「資産運用方針」タブを押すと、ロボアドバイザーが算出した私の嗜好に適したアセットクラスの割合が表示されます。
リスクの高いグロースがおおよそ半分を占め、インカム、インフレヘッジと続きます。
グロースが高いということは、THEOは私のことをリスク嗜好の高い投資家とみなしているようです。
保有銘柄(海外ETF)の一覧
「保有銘柄」タブを押すと、THEOが自動的に売買した結果、現在保有している海外ETFが上図のように一覧表示されます。
海外ETFの一覧
現在所有する海外ETF銘柄は以下の通りです。
先月からの変動要因を確認したところ、グロースに1銘柄の入れ替え、インカムに2銘柄の入れ替え、インフレヘッジに1銘柄追加(+2銘柄と-1銘柄)となりました。
各分野の運用状況を見るとインカムETFの下げ幅が大きくなっています。
グロース 低成長リスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
VPL | アジア太平洋地域の先進国の大型・中型株 | 12,145円-16円 |
IWP | 米国の中型の成長株 | 9,829円-303円 |
VTV | 米国の大型の割安株 | 8,923円-169円 |
IWS | 米国の中型の割安株 | 7,787円+156円 |
EWY | 韓国の大型株・中型株 | 5,753円+246円 |
EWC | カナダの大型・中型株 | 2,591円+35円 |
EWH | 香港の大型株・中型株 | 2,245円+118円 |
インカム 低金利リスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
TLT | 残存期間20年超の米国債 | 13,808円-712円 |
MBB | 米国政府機関が発行・保証した投資適格のモーゲージ・パススルー証券(住宅ローン担保証券) | 11,176円-1,367円 |
SJNK | 米ドル建ての残存期間0-5年のハイイールド社債 | 5,569円-252円 |
FLOT | 米ドル建ての残存期間5年未満の投資適格変動利付債 | 5,165円-124円 |
インフレヘッジ インフレリスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
VEA | 北米を除く世界各国株式 | 3,813円+138円 |
DBO | 原油の先物 | 2,646円-33円 |
EMLC | 現地通貨建ての新興国債券 | 1,923円-65円 |
DBB | 金属の先物 | 1,359円-64円 |
REM | 米国のモーゲージ・リート(不動産ローンを投資対象とするリート) | 1,083円+16円 |
収益率
「収益率」タブを押すと、下図の通りETF分類:グロース・インカム・インフレ別に損益を見ることができます。
グロース 低成長リスク対策
インカム 低金利リスク対策
インフレ インフレリスク対策
【ETF分類別の損益】
グロース 低成長リスク対策 :+4.83%
インカム 低金利リスク対策 :-6.25%
インフレ インフレリスク対策:-1.16%
トータルの収益が若干マイナスになっているのは、インカム分野での損失が影響していることが分かります。
以上、本日はここまで。
前月と比較してマイナス幅が圧縮され、プラス転換に限りなく近づいてきました。
日本以外の多くの先進国株価は上がってるのになぜTHEOは伸び悩んでいるのか?が先月まで疑問に思ってました。
今回からUSD(米ドル)表示機能がついたことで、為替差損が大きく影響していることが分かりました。
ロボアドバイザーに為替ヘッジ機能がつけばもっと魅力的になるかもしれませんね。
がんばれTHEO!!それでは!
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