FX|外国為替相場の今後はどうなる?(2016年10月版)

FX

前回の投稿では株式市場の今後を予想しましたが、今回の投稿ではFX|外国為替相場について書きたいと思います。

先月のFX相場予想の投稿では、6月下旬のBrexit(英国のEU離脱)の騒ぎから一転、100円台前半の揉み合い相場でゆっくりした動きになっていました。

今回の投稿は9月の外国為替市場の動向と、相場の将来予想について書きたいと思います。

日本の最大の関心事項:ドル円相場が100円の大台を切るか!?それとも円安トレンドへ転換して株価も押し上げていくのか?為替相場の神様はどちらに微笑むのか・・・。

それではFX・外国為替市場の予測を始めます。

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予想する通貨ペア

外国為替といったら無数の通貨の組み合わせがありますが、この投稿では以下の3つに絞り、予想を行います。

USD/JPY(アメリカドル/円)
AUD/JPY(オーストラリアドル/円)
AUD/USD(オーストラリアドル/アメリカドル)

通貨ペアの選定理由は、

●日本の投資家の関心が高いであろうメジャーな通貨ペアであること
●世界経済の分析に繋がるような景気に敏感な通貨ペアであること

上記2つの観点から、アメリカドル・日本円・オーストラリアドル(USD/JPY/AUD)の3通貨の組み合わせを分析することとしました。

※もしご希望の通貨ペア分析があればお気軽にご連絡ください。可能な範囲で対応いたします。(連絡はコメント欄にお願いします)

USD/JPY 米ドル/円チャート

ドル円チャート_201609

(上図:楽天FX(旧FXCM社)のトレーディングステーションを使用)

まずはドル・円(USD/JPY)の分析から始めます。

月足チャートを使う理由ですが、中長期の相場の流れを重視した分析をしたいため、比較的長い時間軸を使うことにしています。

使用したテクニカル指標は、ローソク足(上段)とMACD(下段)です。

上段:ローソク足

今年の上旬に大きな陰線を作ってドル/円は急落(円高進行)し、しばらく下落を続けていましたが、8月にいったん下げ止まりました(円高が一服)。

9月も一時100円台に突入しかけましたが、その後持ち直し、10月7日時点で103円台をつけています。

年初から振り返れば、2016年1月は1ドル120円あたりでスタートしたため、現在のドル/円のレンジ:100円~105円というのは15円~20円も円高が進んだことになります。

下段:MACD

相場のトレンドを示すMACDは2015年9月に「デッドクロス」となって以来、一貫して下落が進んでいます。(デッドクロス:赤色の短期線が青色の長期戦を上から下へ突き抜ける現象)

2015年9月からの下落傾向(円高傾向)は現在も進行中と見ていいでしょう。

今後の予想

先月9月も100円~105円でもみ合っていましたが、いずれ100円台を割り込み、次のサポートライン(緑色ライン):95円~96円をへ移行する時がくると私は予想しています。

だから、今ドル・円で取引するならば「売り」でのエントリーしかしないでしょう。

一方上値の目途ですが、黄色のレジスタンスラインが105円50銭にあると見ています。

これをはっきりと上回るようであれば、ドル円の戦略を立て直す必要があります。

AUD/JPY 豪ドル/円チャート

豪ドル円チャート_201609

(上図:楽天FX(旧FXCM社)のトレーディングステーションを使用)

つづいて、オーストラリアドル・円(AUD/JPY)を分析します。

上段:ローソク足

AUD/JPYは2014年12月あたりから下落トレンドに入り、長らく下落の旅を続けています。先に分析したUSD/JPYが2015年9月から下落に転じたことを考えると、AUD/JPYは長く、緩やかな下落となっています。

2014年12月の1オーストラリアドルは100円でしたが、2016年9月は70円台で推移しており、20円~30円もの円高が進んだことになります。

下段:MACD

AUD/JPYのMACDは2014年12月に「デッドクロス」がに生じ、それ以来、下落トレンドが続いています。

AUD/JPYのMACDは下落傾向にあるものの角度が緩やかなため、円高の進み具合もチンタラとした動きとなっています。

今後の予想

上図の通り黄色のレジスタンスライン:82円付近が上値の目途、青色のサポートライン:73円付近が下値の目途と見ています。

しばらくは揉み合い相場が続くかもしれませんが、下落へ進む可能性が高いと見ています。

いずれにしても、上値目途か下値目途のラインを超えたら、再度、分析をしなおす必要があります。

AUD/USD 豪ドル/米ドルチャート

豪ドル米ドルチャート_201609 (上図:楽天FX(旧FXCM社)のトレーディングステーションを使用)

最後にオーストラリアドル・アメリカドル(AUD/USD)の月足チャートです。

上段:ローソク足

AUD/USDは2016年1月あたりで底値をつけ、相場トレンドは上向きであると予想しています。

上図の通り、テクニカル分析では有名な「Wボトム」が形成されています。これは底値を2回点検して、相場のトレンドが上昇に転じる時のサインと言われています。

AUD/USDチャートは典型的なWボトムを作り、上昇へと転じたと見ています。

下段:MACD

上図のオーストラリアドル/アメリカドルのMACDチャートは2016年2月頃に「ゴールデンクロス」を作ったため、相場が上昇に転換したと見ています。

今後の予想

前述のローソク足チャートによる「Wボトム」とMACDゴールデンクロスを合わせて考えると、AUD/USDは典型的な上昇トレンドに入っていると見ています

AUD/USDを「買い」とり金利差によるスワップポイントも得られるため、良い投資対象になりそうですね。

FX・外国為替の相場予想 まとめ

↓下落 アメリカドル・円(USD/JPY)
↓下落 オーストラリアドル・円(AUD/JPY)
↑上昇 オーストラリアドル・アメリカドル(AUD/USD)

※先月と変更ありません


以上、本日はここまで。

それでは!

 

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