2016年10月度の日経平均株価の相場予想を投稿します。
前回9月上旬の投稿では、Brexit:英国のEU離脱は既に話題になっておらず、かなり落ち着いた株式市況でした。
この間、16,000円~17,000円あたりをプラプラ上下動を繰り返すだけの典型的なもみ合い相場(レンジ相場)でした。
さて先月9月はどのような動きを見せたでしょうか?
9月の日経平均株価の振り返りと今後の日本株の行方について、テクニカルチャートを用いて分析したいと思います。
※この投稿はわたし一個人の見解であり、当たるか外れるか分かりません。実際の投資は自己責任で行ってください
前回の日経平均株価の予想の振り返り
上図は、前回投稿した日経平均株価のテクニカルチャートです。
上値の目途:レジスタンスラインは、黄色「→」となります。17,000円台中盤(17,600円)あたりにあると予想していました。
上値の目途となるレジスタンスラインは黄色矢印の17,000円台の中盤にあり、下値の目途となるサポートラインは一段目が青色矢印の15,000円ちょうど付近、二段目サポートラインが赤色矢印の14,000円前後になると予想しています。
それでは今回の日経平均株価の予想を始めます。
最新の日経平均株価分析のアップデート
上図は10月6日終値時点の日経平均株価のローソク足チャートです。
一番右のローソクが2016年10月分なので、9月のローソク足は右から2本目です。
2カ月前の8月が落ち着いた相場環境だったのですが、先月9月はさらに落ち着いてしまったため、ローソクの長さが最近稀に見る小ささとなっています。
一般的に揉み合い相場はローソクが大きいところから段々と小さくなり、ある程度小さくなったところで「バン!」と大きく上昇 or 下落すると言われています。
そろそろ大きな動きが生じるのでは?と思っているのですが、もしかしたらアメリカ大統領選挙がもみ合い相場をブレイクするきっかけになるかもしれませんね。(米国大統領選挙と株式市場の関係は別の投稿を参照のこと)
ということで、今回の相場予想も前回予想から全く変更ありません。ただ、そろそろ大きく相場が動く予兆が出てきてます。
上値目途:レジスタンスラインは黄色「→」の17,000円中盤にあり、下値目途サポートラインは一段目が青色「→」の15,000円ちょうど付近、二段目サポートラインが赤色「→」の14,000円前後になると予想しています。
以上より、現在は値幅2,000~2,500円ほどのレンジ相場です。
MACD分析
上図は10月6日終値時点の日経平均株価のMACD指標です。
MACDはトレンド分析(相場の方向性分析)によく使われるテクニカル指標です。
MACDによると2015年末あたりにデッドクロス(紫色の短期線が緑色の中長期線を上から下に突き抜ける)が発生しました。
デッドクロスは相場トレンドが下向きに変わることを示唆します。
現状も紫色の短期線が緑色の長期線を大きく下回っているため、下落トレンド中であると見ています。
サブプライムローン問題~リーマンショックとの比較
現在のMACDチャートは、2007~2008年に起きたサブプライムローン問題~リーマンショックの時のMACDと酷似しています。(下図は2007年~2011年のMACD)
株価が急落しないか注視しています。
まとめ
2016年10月度の日経平均株価の予想をまとめると以下の通りです。
・現状は揉み合い相場にあり、14,900円~17,500円の範囲内にある
・もみ合い相場の幅が徐々に小さくなっているため、大きな動きが起きる可能性が高まっている
・中長期で見れば、MACDが下落相場であることを示唆している
・2008年のサブプライムローン問題~リーマンショック時とMACDが酷似しており、急な株価下落を注視
以上、本日はここまで。
9月はまずます落ち着いた相場になってしまいました。嵐の前の静けさでしょうか。
まずは直近最大のイベント:アメリカ大統領選挙に注意が必要ですね。
それでは!
※この投稿はわたし一個人の見解であり、当たるか外れるか分かりません。実際の投資は自己責任で行ってください。
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