IPO投資に関する情報を毎月定例で書かせてもらっており、その中で自分自身もIPOブックビルディングへ申し込みをしているものの、なかなかIPO株に当選しないこともご紹介の通りです。
IPOへの申し込みに利用する口座の一つ:SBI証券には、抽選漏れする回数ごとにポイントが貯まるIPOチャレンジポイントという制度があります。
ある程度IPOチャレンジポイントを使うと当選しやすくなるお得な制度ですが、このたび私はIPO株の購入権利を得ることなくIPOチャレンジポイントを全て消失するという悲しい事故に遭遇しました。
私と同じようにSBI証券でIPO株にチャレンジしている人に同じ失敗をしてほしくないので、ことの顛末をご紹介します。
バリューデザインへIPOチャレンジポイントを行使
事の発端は、9月26日上場予定のバリューデザイン社のIPO株へ申し込みをした際に起きました。
バリューポイントは高い初値を付けるだろうと期待を持っていたため、下図の通り思い切ってIPOチャレンジポイントを24ポイント使いました。
補欠当選のお知らせに気づかず・・・
IPO株なんて当たるわけない・・・という感覚に慣れ過ぎていたせいか、しばらくSBI証券のマイページをあけませんでした。
そして今日9月25日にマイページにログインし、IPO株の一覧を見ていたところ、なんとバリューデザインが「補欠当選」という何とも微妙なステータスになっていました。
IPO株に当選したら購入の意思表示をする必要があるのですが、下図の通り既に購入意思表示の期限が締切を過ぎて「意思確認なし」となってしまいました。
そもそもIPO株の補欠当選とは?
IPO株の結果には当選と落選以外に、もう一つ補欠当選という結果があります。3つの違いは以下の通りです。
当選
見事にIPOの当選です
補欠当選
当選者が辞退するか、申込み期限内に購入しない場合、当選が繰り上がります
落選
残念ながら落選です
つまり私のような補欠当選者の場合、期限内に購入の意思表示をしなければ当選繰り上げの権利を放棄することになるわけです。
さらに不運なことに、SBI証券でチャレンジポイントを使っていた場合、IPO株の権利放棄だけでなく、使ったチャレンジポイントを失ってしまうことになります。
下図の通り、私のIPOチャレンジポイントの残高はほとんどなくなってしまいました。。。
IPOチャレンジポイントがなくなる条件
今回の問題は、そもそもSBI証券のIPOチャレンジポイントがなくなる条件を理解していなかったことにあります。
SBI証券の公式サイトで調べたところ、下表のようなルールになっており、私がIPOチャレンジポイントを失ったのは赤字の条件に該当したためでした。
ブックビルディングにご参加いただいたお客様 | IPOチャレンジポイントの増減 | IPOチャレンジポイントの加減タイミング | |
ブックビルディングのお申し込みをされたお客様 | - | 使用されたポイントを減算 | ブックビルディングお申し込み時 |
抽選・配分に外れたお客様 | - | 使用されたポイントに1p加えた値を加算 | 抽選・配分終了時 |
ご当選されたお客様 | ・ご購入された場合 ・ご購入の意思確認をされなかった場合 ・購入辞退された場合 | 使用されたポイントが消失されます | - |
補欠当選されたお客様 | ・ご購入の意思確認をされ、繰上当選となった場合 ・ご購入の意思確認をされなかった場合 ・購入辞退された場合 | 使用されたポイントが消失されます | - |
ご購入の意思確認をされたが、繰上当選にならなかった場合 | 使用されたポイントに1p加えた値を加算 | 購入意思確認期間終了時 | |
抽選・配分対象とならなかったお客様 | - | 使用されたポイントを加算 | 抽選・配分終了時 |
IPOチャレンジポイントの消失まとめ
今回の経験から、SBI証券でIPOチャレンジポイントを使う場合は以下の点に気を付ける必要があるということがわかりました。
・IPO株の申し込み結果はこまめに確認すること
・IPO株に通常当選、もしくは補欠当選した場合は期限内に購入の意思表示をすること
・IPO株に通常当選、もしくは補欠当選した場合に辞退すると、IPOチャレンジポイントは没収される
以上、本日はここまで。
ということで、せっかくIPO株の当選チャンスを得たのに見過ごしただけでなく、IPOチャレンジポイントまで失ってしまいました。
今回は失敗から良い勉強をさせてもらったとポジティブにとらえ、次こそIPO株をゲットしたいと思います。
それでは!
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