投資信託|コストパフォーマンスの高い投信を再考する

投資信託

今からおよそ1年半ほど前に投資信託の最適ポートフォリオを追求する記事を書いたことがありました。

かなり期間が過ぎたこともあり、新たな商品が組成されたり、従来からある投資信託の条件も変更されていたりと、投資信託をとりまく状況も変わってきています。

そこで今回、再度投資信託を調べなおすことで、現時点のおすすめポートフォリオを抽出したいと思います。

※あくまでいち個人の見解となりますので、投資は自己責任でおこなってください

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おすすめ投資信託のおさらい

1年半前に調べた際の結論は以下のようなものでした。

前提条件

●資産配分は海外株式:5、海外債券:2、海外REIT:3と強気のポートフォリオを組む

⚫︎過去6ヶ月、1年、3年どの期間でみても、ベンチマークよりも利回りが高いこと

⚫︎手数料では、販売手数料とが信託財産留保額が0であること(つまり売買手数料0)

⚫︎信託報酬が1%未満で、なるべく安いこと

おすすめ投信の結論

外国株式インデックスe:5

SMTグローバルREITインデックス・オープン:3

外国債券インデックスe:2

前提条件に手数料や信託報酬の安さがあるため、基本的にインデックス投信が選択されてきます。

上記のインデックス投信は、すべて同分類インデックス投信と比較してパフォーマンスが高く、信託報酬などのコストも安いものばかりでした。

あれから1年半の時を経て、現状はどうなっているでしょうか?

ここからが本題、おすすめ投資信託を再考したいと思います。

おすすめ投資信託を再考

今回も前提条件から整理したいと思います。

今回の前提条件

以下の通り、前提条件を一部修正しました。

●資産配分は海外株式:5、海外債券:2、海外REIT:3と強気のポートフォリオを組む
→ 一般的な分散投資のポートフォリオに合わせるため、日本株式もポートフォリオへ組み入れたいと思います。海外株式:4日本株式:2、海外債券:2、海外REIT:2へと修正しました。

⚫︎過去6ヶ月、1年、3年どの期間でみても、ベンチマークよりも利回りが高いこと
→ 期間が3つに分かれると、どの期間を重視すべきか迷いが生じます。投資信託の目的は長期投資であることから、今回は過去3年の利回りが高いこととシンプルにしました。

⚫︎手数料では、販売手数料とが信託財産留保額が0であること(つまり売買手数料0)
→ 信託財産留保額は考慮しないことにしました

⚫︎信託報酬が1%未満で、なるべく安いこと
→ 変更なし

スクリーニング結果:海外株式

上記の前提条件を受けて、楽天証券の投信スーパーサーチを使ってスクリーニングを行いました。

ファンド管理費用が少ない投資信託トップ5を抽出し、下表の通り評価しました。

ファンド名ファンド
管理費用
3年
パフォーマンス
最終評価※
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド0.27%22.23%21.42%
EXE-i 先進国株式ファンド0.3244%24.41%3位 23.44%
外国株式インデックスe0.54%25.75%1位 24.13%
野村インデックスファンド・外国株式0.594%25.29%2位 23.51%
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジなし)0.6156%22.40%20.55%

※最終評価は、[3年パフォーマンス]ー[ファンド管理費用]×3年で算出

トップは外国株式インデックスeついで野村インデックスファンド – 外国株式EXE-i 先進国株式ファンドとなりました。

外国株式インデックスe、パフォーマンスが同分類のインデックスファンドでトップクラスであるため、ファンド管理費用が高くても最終評価がトップとなりました。

インデックスファンドは管理費用をいかに抑えるかが注目されがちですが、3年や5年のパフォーマンスを見ると意外にファンド間のパフォーマンス差が出ています。しっかり計算することが大切だということに改めて気づかされました。

こんな感じで、日本株式などの他分類の商品も評価を行いたいと思います。


以上、本日はここまで。

1年半ぶりに投信のスクリーニングを行いましたが、外国株式においては引き続き外国株式インデックスeがトップという結果になりました。

次回は、残る日本株・海外債券・海外REITも比較評価を行い、おすすめポートフォリオの結論を導き出したいと思います。

それでは!

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