2008年、リーマンショックを契機に起きた世界恐慌の際、あらゆる投資商品がその価値を下げる中、唯一と言っていいと思いますが、大きく価値を上げたのは金関連の現物や投資信託等への投資。
それ以来、ギリシャショックやらユーロ危機などの際にも、有事の金として脚光を浴びてきました。
近年、ようやく世界経済も落ち着きを取り戻し、金投資という言葉があまり聞かれなくなってきた中で、金価格や金投資商品って今どうなっているのか?気になったのでリサーチしてみました。
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最近の金相場は?
グラフ(金とドルインデックス)を見てください。
金価格はリーマンショック以降、数年間に渡って上昇を続け、2011年9月には、ニューヨーク先物価格で1オンス=1923.7ドルの過去最高値を記録した。
その後、世界経済の回復に合わせて下げ基調が進み、2014年8月以降は1130〜1300ドルで推移しています。
ドルと金の関係性
これまでの歴史的背景から、米ドルと金価格は表裏一体として見られていた。米ドルの価値が上がれば金価格は下げ、米ドルの価値が下がれば金価格は上がる。
ここでいう「ドルの価値」というのは、上のグラフの「ドルインデックス」で表している。ドルインデックスとは、主要6通貨に対する総合的なドルの価値を示すドル指数で、ニューヨークの取引所に上場されている投資商品でもある。
グラフを見て分かるように、このドル指数が過去最も高い時期に金は最安値を付けており、2000年代前半から続くドルの下落に伴い、金価格は上昇を続けてきた。
つまり、ドルと金の関係性は表裏一体、投資用語で言うところの逆相関性である。
ドルと金の関係性が変わる!?
これまでドルと金価格は逆相関性が認められてきたが、2012年から続くドルインデックスの上昇に対して、金価格はある程度下落はしたが、1130〜1300ドルで下げ止まっています。
ドルと金価格の逆相関性が弱まってきている。
これが意味する事は・・・次回の投稿で見ていきたいと思います。
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