定例となりました日経平均株価の予想について投稿します。
前回7月の初旬の投稿では、もっぱら話題はBrexit:英国のEU離脱でした。
6月下旬に行われた英国の国民投票の結果、EU離脱が賛成多数となったことを受け、日経平均株価が1,000円も急落、15,000円台まで下がってしまいました。
私はこれまでの相場予想の投稿でも書いてきた通り、日経平均株価の今後にネガティブな印象を持っています。いよいよ日本株の暴落が始まるのか、それとも下落傾向が留まり持ち直しを見せるのか?いつもワクワクしながら相場予想の投稿をしています。
それでは、気になる今後の日経平均株価の動きについて、テクニカル分析を行いたいと思います。
※この投稿は個人的見解です、投資は自己責任で行ってください。
前回の日経平均株価分析の振り返り
上図が前回の分析投稿時のテクニカル分析の結果です。
上値の目途は、黄色→のレジスタンスラインとなります。株価にすると17,000円台中盤(17,600円)あたりにあると見ていました。
下値目途となるサポートラインですが、青色→の一段目サポートラインは15,000円台ちょうど付近、赤色→の二段目サポートラインは14,000円前後に置いていました。
前回のおさらいは以上です。それでは今後の日経平均株価の予想を始めます。
最新の日経平均株価分析のアップデート
上図が最新版のテクニカル分析です。
7月も6月同様に上下動の激しい相場環境だったと思います。6月下旬に生じたBrexit騒動の反動で、相場が上か下か迷うような動きに見えました。
テクニカル分析的には、6月の英国国民投票より前の揉み合い相場に戻ってしまったようで、今月は前回予想から全く変更ありません。
上値目途となる黄色→のレジスタンスラインは17,000円中盤にあります。
下値目途となるサポートラインですが、青色→の一段目サポートラインが15,000円ちょうど付近、赤色→の二段目サポートラインが14,000円前後になると考えています。
現在の揉み合い相場が解消されるためには、17,000円台の中盤をはっきりと超える、もしくは直近安値の14,900円を割る動きが必要です。
最新のMACD分析
最新8月7日時点の日経平均株価のMACDです。
相場のトレンド分析に多用されるテクニカル指標:MACDを上図は月足で設定しています。
2015年の下旬に紫色の短期線が緑色の中長期線を上から下に突き抜けるデッドクロスが生じました。デッドクロスは相場が下向きに転換することを示唆しており、今もデッドクロスの延長線上にいます。
サブプライムローン問題との類似性
今回のMACDデッドクロスの角度はとても急ですが、実は2007~2008年に起きたサブプライムローン問題~リーマンショックの時のMACDと非常に似ています。(下図2007年~2008年頃のMACD参照)
2007年~2008年はジェットコースター並みのMACDの急下落とともに日経平均株価も半分以下になりました。
「相場は歴史に学べ」を信じるならば、今は日本株に投資すべきタイミングではないと思うわけです。
まとめ
2016年8月度の日経平均株価の分析結果をまとめると以下の通りとなります。
・Brexit騒動も一段落して、現状は2016年度初頭からの揉み合い相場に戻ってしまった
・MACDの状況を踏まえると、中長期(1年以上)で見れば下落傾向の相場と予測する
・テクニカル指標:MACDは、現状と2007年~2008年のサブプライムローン問題~リーマンショック時との類似点があるため、株価の急落を警戒
以上、本日はここまで。
6月に大荒れの相場になり、このまま日経平均株価は急落か?と思っていたのですが、落ち着きを取り戻しました。
しかし今後も予断を許さぬ不安定な相場が想定されるため、日本株は購入せずに注意深く見守っていきます。
それでは!
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