海外FX|FXにおける海外口座の投資詐欺リスク

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また我々投資家にとってショッキングなニュース記事が飛び込んできました。

海外FX、8億円超被害か。投資金引き出せずゼロに(2016年7月31日 複数のニュース記事)

海外でのFX口座開設を斡旋する業者が多数ありますが、その一部の業者が投資家から集めた資金の出金に応じないケースが増えており、トラブルに発展するケースが増えているそうです。

そこで今回の投稿では投資詐欺事件が多発している海外FXについて書きたいと思います。

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海外FXの被害

海外FXの特徴

海外の証券会社による運用は、日本では実現できないハイレバレッジ、そしてFXの自動売買といった点を売りとして、多くの日本人投資家から資金を集めています。(日本の証券会社によるFXレバレッジは規制によって上限25倍)

海外FXの被害の実体

海外FXによるトラブルは多種多様にあるようですが、以下に典型的な例を挙げてみます。

FXの自動売買システムを売りつける

海外の架空証券会社に多額の投資資金を送金させる
(送金先は中国・香港・フィリピン・シンガポールなどの海外口座)

架空証券会社では被害者個人のアカウントがあり、
そこで投資が順調であることを見せる。

投資が順調であることを盾にして、さらなる増資を促す。
売り文句は『○○さんだけには、もっと儲けてほしい』

自動売買システムを止めて出金をしようとすると、
『未決済の取引があるから』という理由で出金させない。

こうしたトラブルがネットで広がり、集客・集金が不可能になると架空証券会社で数日の内に『未決済の取引』が大損失を産んだ
として、被害者のアカウントの口座残高がゼロに『溶かされる』。

しばらくして、詐欺会社と連絡が取れなくなる。

並行して別会社名で準備が進んでおり、そこで新しく詐欺活動、
被害・犠牲者数は拡大していく。

投資家の資金は戻ってくる?

海外FXでトラブルにあった場合、投資資金の回収は極めて困難と考えられます。理由は以下の通りです。

信託保全が無い

日本の証券会社やFX運営会社は投資家から預かった資金を守るために、信託銀行などと提携して信託保全というスキームを使います。

信託保全があれば証券会社が倒産しても投資家の資金は信託銀行が保証してくれる、言わば投資の世界における保険機能です。

日本国内の証券会社であれば大半は信託保全が確保されていますが、海外証券会社、FX口座となると信託保全のない企業が多数あります。

日本の警察が動きづらい

法人が海外に所在し、銀行口座も中国や香港などにある、つまり実態は全て外国にあるということで日本の警察に被害を訴えても被害届を受理してもらえない、もしくは捜査が進まないという状況です。

そもそも警察にとっては投資失敗なのか詐欺なのかの判断が難しいのでしょうし。

もし被害者の中に法人が所属する現地の人も含まれていたなら、現地警察も動いてくれるのでしょうが。

過去の実績が回収不可能を物語る

日本から海外に送金させることが成功した詐欺事件は、ほとんど解決不可能のようで、それは過去の事例が物語っています。

はっきり申し上げて、海外FXでの投資資金トラブルに会うと、完全にアウト!投資資金は戻ってこないと言えるでしょう。

なぜ海外FXの被害者は広がる一方なのか?

そもそも、無名な業者を経由して海外のFX口座にお金を設ける行為自体バカげていると思いませんか?ちょっと考えれば、投資詐欺に会うリスクや、そのリスクが顕在化した時に解決できなくなるのでは?と思うでしょう。

それでも被害者は後をたたないのは何故でしょうか?

私はインターネット経由のアフィリエイトビジネスが原因の一つであると考えます。

海外FXには口座開設や入金に高額なアフィリエイト報酬が設定されており、アフィリエイターにとっては美味しい勧誘商材なわけです。

アフィリエイターの中には広告宣伝のプロ(詐欺師)もいるので、その巧妙な宣伝に多くの人が騙されていることが、被害の拡大に一役をかっていると考えられます。


以上、本日はここまで。

私自身、FX投資を通じてテクニカル分析やファンダメンタルズ分析の多くを学び、そのおかげで投資の勝率を上げることができたと思っています。

FX・外国為替は世界のあらゆる通貨に投資できる魅力的な投資商品ですので、このような詐欺事件で汚して欲しくないと心底思います。

それでは!

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