前回の投稿では、ミャンマーという国がいかに投資対象として魅力的かを語りつつも、残念ながらミャンマー内に証券取引所が無いために、外国人が直接株式投資できないことを説明しました。
ただし、シンガポールに上場しているミャンマー企業や、ミャンマーで事業を行う外資系企業に投資するという方法があることも合わせてご紹介しました。今回は、ミャンマー関連銘柄(特にシンガポール上場のミャンマー企業)について詳しく見ていきたいと思います。
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シンガポールに上場している企業とは?
シンガポールに上場しているミャンマー関連銘柄、そしてそれぞれの直近の株価の状況を整理したのが下表です。
まず着目して欲しいのが、右から2列目
「ミャンマーの占める地理区分別収益」
この比率が高いほどミャンマー国内でのビジネス比率が高いことを示しています。
見てお分かりの通り、上位2社以外は10%を下回っており、つまりミャンマーはビジネスの中のごく一部を占めるに過ぎないことを示しています。
逆に上位2社にあたるヨナ社とインテラ社は50%以上、最上位のヨナ社は100%!!のいわゆるミャンマードメスティック企業です。投資家からすれば比率の高い企業の方がミャンマー直接投資に近い感覚で投資ができるわけです。
直近の成績はどうなんだYO!?
投資家が最も気になるのは、「どんくらい儲かるんや!?」ってこと。以下のグラフをご参照ください。
最近は下落してんじゃん( ;´Д`)
確かにそうなんですが、2012年〜2013年の上昇相場の方が異常だったと見る方が妥当でしょう。だって証券取引所もない国のクローズな企業に資本が流入するなんて、不自然な動きじゃないですか。何かしら投機的な動きがあったのではと推測されます。
ミャンマーは証券取引所もそうですし、外資を受け入れるための法制度やインフラストラクチャをこれから構築しようとしています。ミャンマーの真の経済成長はこれからです。
ミャンマーの成長ストーリーに投資という形で参加する、投資家の醍醐味を私は感じます。
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