またまたソーシャルレンディングのmaneoマーケットに新サービスがリリースされました。
その名もアメリカンファンディング!
アメリカンファンディングが組成したファンド商品について、maneoマーケットを通じて投資資金を募るというものです。
これまでもクラウドリースやLCレンディングがmaneoマーケットを通じて投資資金を集めるスキームでしたが、今回のアメリカンファンディングも同様のスキームとなります。
違いは投資商品ですが、アメリカンと名乗るくらいなので、アメリカ関連の投資商品であることは間違いないと思いますが、いったい何に対するレンディングなのでしょうか?
これまでmaneo関連でアメリカ関連投資というとガイアファンディングがありました。ガイアファンディングはアメリカの不動産開発会社に対して投資を行い、その返済金を配当や償還金として受け取る投資商品です。年利10%台のファンドも登場するほど高利回りなソーシャルレンディングです。
アメリカンファンディングはいったいどのような内容なのか?ガイアファンディングとの違いは何か?まずは概要を調査してみました。
アメリカンファンディングとは
アメリカンファンディングのオフィシャルサイトを見ると、ファンドの概要に関する情報より何より、「アメリカの不動産を担保に取るから安全!」「高利回り!」という対投資家アピールの情報が目立ちます。
とはいえ下図のスキーム図を見ると、アメリカンファンディングが日本の投資家と資金が必要な海外の事業者(たぶんアメリカ)の仲介に入ることが分かります。
通常のソーシャルレンディングとの違いは、海外関連会社が間に入る点が違いでしょうか。
またファンドの特徴として、以下の3点が上げられています。
●魅力的な利回りの実現
●成約手数料・事務手数料など一切無料
●分配金は毎月支払い
アメリカンファンディングの投資対象
アメリカンファンディングが投資対象とする案件の特徴も現時点では全く分かりません。とにかく有担保の貸付=安全や高利回りという情報のみです。
実際高利回りが良いってのはその通りなんですけど、私個人的にはもっと社会的意義、クラウドファンディングとしてのポリシーもアピールして欲しいと思います。
ガイアファンディングとの違い
まず共通点として、アメリカンファンディングとガイアファンディングともにアメリカの不動産を担保にする点は共通と言えます。
ガイアファンディングは担保設定する不動産の開発事業者に対して投資をする一方で、アメリカンファンディングは前述の通り明らかにされていません。恐らくガイアファンディングとの差を明確にするため、不動産開発以外の事業者が中心になってくるのでは?と推測しています。
最初の募集案件は利回り10%!!
まだ投資対象も明らかになってないし、何だかもやもやするなと思っていた矢先、アメリカンファンディングの第一号案件が発表されました!
商品名:オープン記念ローンファンド1号(オープン金利)
募集総額 ¥7,560,000
案件数 2案件
運用利回り(年利) 10.00%
投資可能金額 5万円以上
募集開始時期 2016年7月下旬(たぶん25日)
いきなり年利10%です!さすがに最初の案件だけあって気合入ってますね。
このファンドは2案件から構成されます。
案件1は不動産融資を行う会社で688万円貸し出します。ガイアファンディングと被る?感じでしょうか。第一位担保付き案件であり、評価額はZillow評価で5,100万円と貸し出す金額を大きく上回っているので安全そうに見えます。
案件2も不動産投資・融資を行う会社で68万円貸し出します。こちらもガイアファンディングとやや被る?ように感じます。こちらも担保付きとは書いてますが、担保条件に関する記載がなく、担保が十分なのか不明です。68万円と出資額が少ないので、気にしなくて良いのかもしれません。
上記の通り第一号案件が発表されましたが、もしかしてアメリカンファンディングとガイアファンディングはもろ被りなんでしょうかね?後日、アメリカンファンディングの投資商品が充足してきたら共通点・相違点を分析したいと思います。
以上、本日はここまで。
まだ詳細が見えてこないアメリカンファンディングですが、ひとまず第一号案件が発表され、利回りが魅力的な担保付き案件です。
しかし総額756万円と少額なファンド案件であるため、募集が始まったら一瞬で満額成立になるでしょう。私も投資するか本気で検討します。
それでは!
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