投資信託|人気の投資信託のヤバい手数料

投資信託

最近、雑誌ダイヤモンドで投資信託の特集記事を読みました。

その中で、日本国内で人気のある投資信託が紹介されていたのですが、その中身がヤバ過ぎて驚愕の内容でした。

こんな投資信託に日本人の多くの人が投資をしているという事実、そして欲深い証券会社やファンド管理会社に食い物にされている姿を目の当たりにし、行動せずにはいられなくなりました。

そこで今回の投稿では、人気の投資信託のヤバさを少しでも多くの人に知ってほしいと思い、情報共有したいと思います。

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投資信託の正しい選び方

ずいぶん前の投稿になりますが、投資信託の正しい選び方について投稿しました。その時にお伝えしたことは、収益力が高く手数料が安い投資信託を選ぶようにするという点です。

投資信託を選ぶ場合、あまり慣れていない人はついつい運用会社のネームバリュー、ファンド名称のカッコよさ、直近の収益パフォーマンスだけを見て購入しがちです。

一方で正しい投資信託の選び方は、短期~中長期で見た時に収益力が高く手数料が安い商品を選ぶことです。また投資信託の手数料には①販売手数料、②信託報酬、③信託財産留保額の3種類あるので、しっかり調べて合計手数料の安いものを選ぶ必要があります。

純資産残高トップ10の投資信託とヤバい手数料

下表は投資信託の純資産残高トップ10です。

順位ファンド名純資産販売手数料信託報酬
1位新光 US-REITオープン1兆3780億円3.24%1.65%
2位ラサール・グローバルREIT1兆2588億円3.24%1.62%
3位フィデリティ・USリート・ファンドB1兆1654億円3.78%1.51%
4位フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド8153億円3.24%1.71%
5位ピクテ・グローバル・インカム株式8049億円3.78%1.19%
6位グローバル・ソブリン・オープン7697億円1.62%1.35%
7位ダイワ米国リート・ファンド7235億円3.24%1.64%
8位ダイワUS-REIT6461億円3.24%1.64%
9位ワールドリートオープン6042億円2.70%1.67%
10位アジア・オセアニア好配当成長株5459億円3.24%1.73%

トップ3は純資産額1兆円ってすごいな~なんて呑気なこと言わないでくださいね。

この表を見たら、ファンド組成や管理している会社はなんて高い手数料を設定してるんだ!ぼったくりだ!!てな感じで、怒るのが普通だと思います。

販売手数料信託報酬手数料に注目してください。販売手数料は軒並み3%台、信託報酬手数料は1%台中盤~後半と非常に高い手数料率が設定されています。

販売手数料は1回限りですが、信託報酬手数料は毎月・毎年かかる手数料です。100万円持っていたら、毎年概ね1.5~6万円は手数料で持っていかれる。こんな投資商品持ってて嬉しいですか?

ここが変だよ日本の大規模投資信託

上の表で触れた通り、純資産の多い日本の投資信託の手数料は軒並み高水準となっており、投資家に優しくない投資商品となっています。

そもそも、大規模投資信託=手数料が高いという事実に矛盾があると私は考えます。

販売手数料や信託報酬は、販売や管理に関わる様々な諸経費(基準価額の算出、購入後の情報提供、分配金や換金の手続きなど)にあたります。

投信が売れ純資産の規模が大きくなれば、当然ながら一人当たりの諸経費の割合が小さくなってくるのが普通だと思います。実際に欧米では、純資産の増加に応じて運用管理手数料を段階的に引き下げるファンドも多数あります。

それなのに日本の人気ファンドはこういった手数料を据え置いたままです。自分たちが甘い汁を吸おうという意図が見えます。

これは証券会社の「売れ筋」とか「人気ランキング」とかには気を付けましょうという典型的な例です。

正しい投資信託の選び方

最後に正しい投資信託の選び方のおさらいです。

投資信託は、短期~中長期で見た時に収益力が高く手数料が安い商品を選ぶようにしましょう。

また投資信託の手数料には①販売手数料、②信託報酬、③信託財産留保額の3種類あるので、しっかり調べて合計手数料の安いものを選ぶようにしましょう。


以上、本日はここまで。

今回ご紹介した手数料の高い投資信託は決して悪いことでも詐欺でもありません。しかし、パフォーマンスも良くないのに手数料がやたら高く、ファイナンシャルリテラシーの低い人に対して言葉巧みに販売する業者の姿勢は見るに絶えないので、時々、こういった投稿で注意喚起していきます。

それでは!

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