【2016年金融危機?】日経平均株価の行方を予想(2016年5月更新版)

株式

4月の日経平均株価は、典型的なもみ合い相場の動きとなりました。

4月上旬には15,500円前後の安値圏をフラフラとしていましたが、その後大きく上昇を続け、4月25日には17,600円台をつけました。しかし上昇相場は長く続かず、4月末からの急な円高進行の影響も受けて一気に下落、5月初旬には15,000円台に逆戻りしてしまいます。そこから再度の反転相場となり、5月10日時点の終値で16,500円台を回復しています。

これまでの相場予想の投稿でも書いた通り、現状の日経株式の相場を表現するならば、「もみ合い相場」と見ています。今後の相場はどのような動きを見せるでしょうか?

2016年初旬から騒がれている金融危機懸念は後退したのか?それとも変わらず危機懸念は払しょくできていないのか?気になる今後の相場の動きについて、テクニカル分析を行いたいと思います。

※この投稿は個人的見解です、投資は自己責任で行ってください。

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前回(2016年4月)の日経平均株価分析の振り返り

日経平均株価20160408

上図が前回の分析投稿時のテクニカル分析に使った図です。

上値の目途は、黄色→のレジスタンスラインとなります。株価にすると17,000円前半あたりにあるとみていました。

下値目途となるサポートラインは2本引いてました。青色→のラインは14,000円、赤色→のラインは12,500円付近です。

最新の日経平均株価分析のアップデート

日経平均株価20160510

上図が最新版のテクニカル分析です。

上値目途となる黄色→のレジスタンスラインですが、4月下旬に17,600円台を付けたことを踏まえると、17,000円前半→17,000円中盤に微修正する必要があります。

下値目途となるサポートラインですが、こちらも直近の動きを踏まえて青色→の一段目サポートラインは14,000円→15,000円台中盤、赤色→のラインは12,500円→14,000円前後に修正しました。

もし17,000円台の中盤を超えていく、もしくは14,000円を大きく割るようなような動きがあれば、現在の揉み合い相場は解消され、あらたなトレンドが生じるものと考られます。その時は分析をやり直します。

最新のMACD分析

日経平均株価_MACD20160510

最新5月10日時点の日経平均株価のMACDです。

MACDは相場のトレンドを分析する際に使うテクニカル指標です。現在の相場の大局観をつかむのに有効なテクニカル指標です。

上図は月足で設定しているため、1年~数年の長期の流れを読む際に参考にしてます。現在は紫色の短期線が緑色の中長期線を大きく下抜けている状態が続いてます。この状態をデッドクロスと呼び、相場が下向いていることを示唆しています。

2016年年初からのMACDは典型的な下落相場です。

今回のデッドクロスの急な角度は、2007~2008年に起きたサブプライムローン問題~リーマンショックの時と酷似しており、2009年~2015年で同じ形をしているものが見当たらないくらい今は悪い状態と言えます。

下図サブプライムローン問題の時:2007年~2008年付近のMACDをご参照ください。

2007年後半にMACDの短期戦が中長期線から大きく下回る状態を作ると雪崩のように約1.5年下落し続けました。その間の日経平均株価はと言うと、18,000円→7,000円と11,000円もの急落となりました。

サブプライムローンの教訓を踏まえると、今回の下落も直近高値20,000円から10,000円を割り込むと考えても不自然ではありません。

日経平均MACD2

まとめ

今回の日経平均株価の分析結果サマリーは以下の通りです。

・現在の状態は揉み合い相場で、上にいっても下にいってもおかしくない形ですが、長期(1年以上)で見れば下落傾向の相場と予測します。

・直近の日経平均株価は、15,000円中盤~17,000円中盤での上下を繰り返す可能性が高いでしょう

・現在のMACD指標は、2007年~2008年のサブプライムローン問題~リーマンショックの時と酷似しています。株価急落を警戒する水準と考えています


以上、本日はここまで。

私の日経平均株価の予想は年初から変わらず下落傾向にあって、突然大暴落がやってくる可能性も否定できないと考えてます。(2015年の夏ごろから同じ予想をしてます)

今、日本の株式に投資するのはリスクが高いと考え、株式投資は海外しか買わないようにしています。

あくまで個人的な見解ですので、自己判断で投資してくださいね。

それでは!

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