10万円を稼ぐために、年間の利回りを10%出す。
前回の投稿で、上記の戦略(方向性)を示し投資信託でこの戦略に向けた具体的な方法論を考え始めました。
投資信託の特性について基本的なことを説明したあと、楽天証券の500本以上もある投資信託商品の中からスクリーニングをかけ、7本まで絞れました。
スクリーニングの条件は以下の通りです。
⚫︎過去5年間の平均リターンが年利20%以上であること
⚫︎過去6ヶ月、1年、3年どの期間でみても、年利20%を超えていること
⚫︎手数料では、販売手数料が0、信託報酬が1%未満であること
導かれし7本の投資信託商品とは
信託報酬の手数料が安い順番に並べてみます。
☆ eMAXIS 国内リートインデックス
☆ SMT J-REITインデックス・オープン
★SMT グローバルREITインデックス・オープン
★eMAXIS 先進国リートインデックス
☆ MHAM J-REITインデックスファンド(毎月決算型)
⚫︎ SMTAMダウ・ジョーンズ インデックスファンド
☆ Jリートアクティブファンド
この7つの投資信託商品、記号がバラバラなのは、商品の属性を表してます。
記号が白抜きのものは「国内」が投資対象。
反対に黒塗りのものは「海外」が投資対象。
そして「星マーク」は不動産が投資対象、いわゆるREITって投資商品。
「丸マーク」は株式が投資対象、一般的な投資信託商品ですね。
素直にこの7本の投資信託で買えば正解?
結論ダメです。
投資の経験者はすぐ気づくと思いますが、この7本の商品は属性に偏りがあります。特に不動産投資であるREITが6本(うち海外2本)、海外株式が1本です。
これらにそのまま均等に投資したら、不動産だらけのポートフォリオ(投資のバランス)となってしまい、リスクの分散が全くなされません。(かろうじて、国内と海外という分散はされますが)
さらにポートフォリオという観点で言えば、大切な債券も含まれていないため、大変バランスの悪い投資と言わざるを得ません。ひとたび不動産価格が下落傾向になったら、あっという間に含み損をかかえてしまいます。
投資信託商品を選ぶ時には、もちろん商品の収益性は大切なのですが、保有する資産のバランスも最も大切な要素の一つです。
少額でもリスク分散投資ができる点が投資信託商品の最大の魅力なので、バランスの悪い投資をしては本末転倒です。
理想的なのは、収益性が高く、且つリスク分散のされた適切な資産ポートフォリオとなる組み合わせを見つけることです。
今回はここまで。
次回は、理想的なポートフォリオについてみていきたいと思います。
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