【ウイスキー投資】年利8%のウイスキーインベストダイレクトとは

ウイスキー投資

ウイスキーと聞いて何を思い浮かべますか。

私は20代後半、BARにいくとちょっとカッコつけてウイスキーのロックやストレートを頼んで、ツウな不利をしていた痛い思い出がよみがえります。全然味の違いなんて分からなかったんですが、、、(笑)

そんな大人のお酒:ウイスキーですが、実は一部の投資家や愛飲家の中で、投資商品としても人気があります。

ずいぶん前からWWIというウイスキーのインデックスファンドがあります。また2014年には「プラチナム・ウイスキー・インベストメント・ファンド」という1,000万米ドル(約10億円)規模の投資信託が、香港で組成されました。(最低購入額は25万米ドル)同ファンドは、シングルモルトのスコッチウイスキーを中心に高価で取引されるプレミアム物のウイスキーに投資を行い、高値で転売することで利益を上げるというユニークな運用方式で話題になりました。

そして近年のスコッチ・ウイスキーのブームを受けて、個人投資家が熟成段階のスコッチ・ウイスキーを売買できるオンライン市場「ウイスキーインベストダイレクト」が、ロンドンで創設されました。

ウイスキーインベストダイレクトは、証券化商品でなく、現物ウイスキーを取引するという点が特徴的です。つまり架空のウイスキーではなく、現物そのものを売買するので、投資により所有したウイスキーを「売る」だけでなく「飲む」選択肢もあるわけです。

さてどんな投資商品なのか見ていきたいと思います。

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ウイスキーインベストダイレクトとは

ウイスキーインベストダイレクトは、金現物取引のオンライン投資企業「ブリオンボールト」と、世界的なスコッチ・ブランドを所有する元ディアジオの専門家が手を組んで始めました。

ウイスキーインベストダイレクトは、ウイスキーメーカーとウイスキー投資を通じて利益を得たいとする投資家の双方を橋渡しします。

仕組みは以下の通りです。

①ウイスキーメーカーから見たウイスキーインベストダイレクト

一般にウィスキーは樽に仕込んでから、商品として売れるようになるまでに、相当の年月がかかります。スコッチウィスキーは最低でも3年間が必要ですが、実際は更に長く、平均するとだいたい9年は寝かせておきます。

この期間をビジネスチャンスとして捉えたのがウイスキーインベストダイレクトです。

ウイスキーメーカーは9年の期間で資金繰りに課題を抱えることになります。ウイスキー製造に投資した費用が収入として彼らの元に戻ってくるのは、平均9年も待つ必要があるため、その間のキャッシュフローは銀行などの融資を受けることが一般的でした。

しかしウイスキーインベストダイレクトが誕生したことで資金繰りに多様化をもたらし、ウイスキーメーカーは樽に仕込み中のウイスキーを「売る」選択肢を得るわけです。例えば樽に入ったウイスキーの全部、もしくは一部を市場に売って、キャッシュを調達することが可能になるわけです。そして9年後、実際にウィスキーを完成させる段階になったら買い戻す、もしくはそのまま権利を手放しても良いわけです。

また、ウイスキーインベストダイレクト需給の調整役にもなります。仮にウィスキーが大量に売れる年があった際、自前で製造した量では足りない場合は、マーケットから不足分を調達することができます。一方でウィスキーの在庫が余剰になれば、これも市場に売ることができます。

②投資家から見たウイスキーインベストダイレクト

まずウィスキーファンであれば、この市場に投資することが、ウィスキー市場を盛り上げることに直接役立つため、ウィスキー業界を支えているという満足感を得られるでしょう。

また利回りも年利8%を見込むため、投資商品としても大変魅力的ということができます。

年利8%の根拠はというと、過去40年間に取引されたウィスキーの価格をもとに、2006年から2015年にシングルモルトウィスキーの製造直後の価格と8年間保管したものの価格を使って年率リターンを算出すると、この間のリターンは平均で年率14.3%となるそうです。ここから年間の保管費用などを差し引くと、リターンは10.7%となり、インフレ分を調整すると、実質リターンは8.4%になるというわけです。

もちろんこれは景気状況等の様々な要因によって変動しますから、保証利回りではありませんが。

株式や債権と違う点は現物の商品があることですので、仮にウイスキーインベストダイレクトが倒産しても、ウィスキーを飲むことができます。

投資手数料

投資家は、最低5000ポンド(約90万円)からの投資になります。そして、ウィスキーを市場で売買する際に、ウイスキーインベストダイレクトから1.75%の手数料が徴収されます。

ウイスキーインベストダイレクトは英語ページしかありませんが、日本からの投資も可能です。アカウント作成はこちらから行います。日本語のできるスタッフもいるそうですよ。


以上、本日はここまで。

もしウイスキー投資でうまく財を築くことができたら、ウイスキー富豪。株よりもかっこよい気もしますね。ちょっと検討してみようかな。

それでは!

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